能登空港の光景

全国的に大雪。そういう中を能登空港へ行ってきた。
私は滅多に遠出しないので、能登空港を利用したのは今までに2度だけ。
1度は大河ドラマ義経の舞台に能登を是非、とNHKに陳情に行った時( 昨年2月4日 )。
帰りの便は、能登空港が大雪で着陸できず欠航となった。
おそらくそれが雪で欠航となった唯一の便だったはずで、
記念すべき日に乗り合わせたのだった。

能登空港は欠航が少ないことでも知られている。
今日は、その様子をつぶさに見てきた。

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雪の珠洲道路。能登町丑屋地内ー間もなく「桜峠」

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雪除け作業を終えて帰ってくるブルトーザ。七台の雪除けブルが一斉に、滑走路に積もった雪を除けに向かう。
行きは隊列を組んで、なかなか勇ましい出動ぶりだったが、帰りは揃ってというわけにはいかない。
三々五々役目を終えて帰ってくる。


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送迎デッキに設置してある案内板。写真下方の白いブチブチは、雪。
晴れていれば、飛行機の上部から左側にかけて、写真のように北アルプスが望める。

右から薬師岳(2926㍍)、立山(3015㍍)、剣岳(2998㍍)、鹿島槍ヶ岳(2889㍍)、五竜岳(2814㍍)、白馬岳(2932㍍)。
 

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雪除けを終えて、颯爽と並ぶブル。右手ブル二台目の上方の山が別所岳(358㍍)、ブルの右はずれの上方の山が虫ヶ峰(295.5㍍)。
山の背比べ。嫁いでいった姫神。背比べを応援しに大きな岩を運んだ弁慶。俊寛配流の地など、この二つの山には様々な伝説がある。
左手は七尾湾と能登島


この写真を写した少し前にゴンドラを載せた車が飛行機に近づき、
上から翼に積もった雪を洗い流していった。
一機にゆっくり時間をかけることが出来る。
雪に強いはずだ。


一斉にブルトーザーが進んでいく姿を見て、中年女性が「可愛い!」と声を上げた。
私のように「威風堂々だ」と心で叫ぶ者もいれば「可愛い」とおっしゃる人もいる。


色んな見方があって、楽しい娑婆だ。