『こどもの詩』文春新書ー安藤ちひろさん、角田隼彬君、梅津大輝君ー
12月推進員協議会の講義で、
「詩」を読み上げようと思った。
その詩は、
梅津大樹君の詩(秋田)
四はみんなきらう
四は死につながるからと
でもぼくはちがう
しんぼう、しれん、幸せと
思っている
ぼくは四年四組四番です
角田隼彬〈としき〉君の詩(宮城・小一)
天気よほうは
きかないよ
天気は
あしたのおたのしみ
これらの詩から湧いてくるイメージはあったのだが、
どこでこの詩を読んでいいか分からず、
結局紹介しないままに終わった。
この詩を読んで一緒に考えたかったことを残しておこうと、
詩集で原詩を探していると、
次の詩に出会った。
「さよなら」って言うと
さよならじゃないのに
ちょっぴりさびしくなる
「さ」という字と
「よ」という字と
「な」と「ら」が合わさって
「さ よ なら」
一回言うと 淋しい気持ちに
十回言うと 世界にぽっかり
穴があいた 気持ちになる
安藤ちひろさん(東京・中一)