著者の賀状・真継伸彦氏、金龍静氏
賀状だから、私信をある程度越えているだろうし、
紹介するのは、その分野では知る人ぞ知る人だし、
ブログで紹介してもいいですかと電話すれば驚かれるだけだろうから…、
と、勝手に判断し紹介させていただく。
賀正
上の雪 さむかろうな」
下の雪 重かろうな 苦しかろうな
中の雪 さみしかろうな 空も地面もみえないで
※夜遅く、最近の常例法座で聞かせていただいた金子みすゞの詩の一つを、フッと想い起こしました。 合掌 金龍静
私が雪だったら、上になると寒いと言い、
下になると重いといい、
中になると寂しいという。
それが日常の自分。
時に法話を聞いたり、静かに自分を見つめたりするときがあれば、
その時は、上に積もったら、下の人は重いだろうな…、
中になったら、上の人は寒いだろうな…と、
ほんのちょっと思いやりのような気持ちを持つ…ことが出来る気がする。
でも、すぐ愚痴だらけの人間に戻ってしまう。
この詩を、思い出した金龍さんはすごい。
一度、一緒に調査させてもらったことがある。
その先生が網野善彦氏。どちらもすばらしい…。
、
もう一枚
賀正
一昨年来、親鸞の和讃について執筆したり、
「教行信証」の勉強会をつづけたりして、
いよいよこのお人の信心に傾倒しております。
頭はしだいにボケてきて、
「念仏の行者は愚者と成りて往生すべし」という、
法然→親鸞を貫く金言が、いよいよ身に沁み、
ぼんやりウットリしております。
皆様にはご健勝を!
真継伸彦
七十三才の春
こうありたい。
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