世間の通例に従い…

賀状を書き出す前には仕分けがいる。

「喪中(…難しいことはおいといて、)につき、年末・年始のご挨拶ご遠慮申し上げます」という、つらい文面に対して

当事者が喪中につき、挨拶を遠慮ーすなわち賀状を出さないのは理解できるが、喪中でないこちらからはどうすべきなのだろう?

慎みの生活をなさっておいでる最中だから、出さないのが無難だろう…と、一応より分ける。
それ以上は、面倒で考えない。
喪中対象範囲もものすごく個人差がある。
分析したくなるが、それほどの意味もなさそうなので、やめておく。


真宗では、親鸞聖人の和讃にあるように
「悲しきかなや道俗の良時吉日えらばしめ、天神地祇をあがめつつ卜占祭祀つとめとす」に入る範疇なので、
「世間の通例に従い…」といいわけをして、賀状を遠慮する。
世間通例といいわけを書くのは,
だいたいお寺だ。
だから、お寺に付き合いのない人は、このような文面を見たことがないかも知れない。