『相撲の民俗史』『能登・唐戸山における仏事満座の相撲~唐戸山神事相撲圏の形成に関する歴史民俗学的考察~』など

能登の法事相撲に関して詳しく調査した報告書がある。
これを探すのだが見つからない。
寒い。春になったら…とも言っておれない。
この機会にどこにどういう風に本を詰めたのかを知ろうと
本箱周辺をうろついた。
「唐戸山相撲史」(昭和46年:平岡克明著)のコピーが出てきた。
「すまひ・角力・相撲」(平成3年:石川県立歴史博物館)が出てきた。


この話題になるなら紹介しなければ思っていた『相撲の民俗史』(1996:山田知子著:東書選書)も、すぐに出てきた。

山田さんは、相撲研究者、
特に民間相撲の研究者なので、当然唐戸山相撲の調査においでている。
その時、羽咋にいるのだけど、出てお出でよ、と電話が入った。


能登と口能登ではものすごく遠いのだ、と電話で説明したのだが、
ちょっとでておいでよ、とおっしゃるくらいだから、距離感が全然分かっていないようだった。
その後、京都から、羽咋とそちらでは遠いのねえー、
能登同士だからすぐ近くかと思っていた、と…電話が入り、
地図で確かめて能登は広いことを実感されたようだった。

相撲の民俗史 (東書選書)

相撲の民俗史 (東書選書)




見つからない報告書は
ガリ版で黄色い表紙だった、能登出身の日体大の何とかという若い先生が関わっていて…
とドンドン記憶が蘇ってくるのに見つからない。


宗教書の方に紛れ込んでいた。


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能登・唐戸山における仏事満座の相撲~唐戸山神事相撲圏の形成に関する歴史民俗学的考察』
平成5年9月25日、日本体育大学体育史研究室発行。著者:谷釜了正、下谷内勝利。
思っていた通り、労作である。