2005-12-01 輪島市町野町金藏の伝説、白山遥拝の里 能登を知る 金藏を舞台にした酒ー米蔵金ーの箱に次のように記されている。『能登志徴』に「上代金を納める藏ありし故の村名なるべし」。「…なるべし」だから根拠なし。金の鶴が舞い降りた。大人が産み落とした「たかつぼり山」。雨乞いの「蟹の甲(ガンノコ)石」などがある、とある。金藏のあるエリアからは白山が見えるという。白山の遙拝地として古代から開けていたはずで、輪島岩倉、珠洲雲津と共に、初期の修験者が拠った重要な場所が、ここの出発点だったのだろう。近くには、猿鬼と関係があるすばらしい景観の大西山。伝説にある「蟹の甲石」などがあり、汲めども尽きぬ、魅力的な空間が広がる。