2017-04-28から1日間の記事一覧

蝶の「御文」、見玉尼ー人の性は名による

帖外御文『蓮如上人遺文』16通目 静かに惟(おもんみれ)ば 、其人の性は名によるとまふしはんべるも、まことにさぞとおもひしられたり。しかれば、今度往生せし亡者の名を見玉といへるは、玉をみるとよむなり。されば、いかなる玉ぞといへば、真如法性の妙…

蝶はゆめの なごり分け入る 花野かな(尼素園)

『妙好人千代尼(仮題)』を書いた。その中で蝶を取り上げ、「蝶-ゆめのなごり」の見出しをつけた。千代尼には40句ほどの蝶、小蝶の句があり、千代尼の法名「素園」は花と蝶の世界と言ってもよい。蝶はゆめのなごりの句は、真筆の最後といわれている句であ…