受賞歴あっても 20を超す大学不採用―若手研究者は追い込まれていった(1面)ずっと研究していたかった(33面)~朝日新聞
今朝4月18日(木)朝日新聞朝刊の記事にはいろいろ考えさせられた。
内容以下の通りで、様々な受け止めができるだろうが感じたこと、分析は避け、2016年2月2日、43歳で逝かれた西村玲(りょう)さんの研究内容が江戸中期の仏教研究で、
31歳の時に博士(文学)、翌年日本学術振興協会特別研究員に選ばれたこと。
36歳の時「日本学士院学術奨励賞」を受賞し、ほとんど独擅場言ってよい成果を続々と挙げていた」
といわれほどの評価。(1面)
小見出し―「非常口」だった結婚―が直接の理由なのだろう・・・43歳で先立たれた、という(33面)。
ほとんど独擅場の研究がそこで完結した、と書いてあるのである。この方の名をどこかで見た記憶があり、研究成果の著書がないか調べると、
『近世仏教論』(法藏館書店刊)があった。
2018年2月10日刊である。
私の『妙好人千代尼』は同出版社から一月前に刊行された。
何度か宣伝・広告で共に新聞欄などで一緒になっていた研究書だったのだ。
3回忌祥月命日の1週間後に刊行されていることになる。深いご縁に、おのずと手が合わさり、西村さんの論を刊行なさった法藏館に頭が下がり続けている。
すぐに『近世仏教論』を注文した。
次の引用は、アマゾンなのだが、今、夜8時40分。
「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。」となっている。
彼女の願いを受け継ごうとの意欲を、少しでもお持ちの方々に読まれればいいなぁ・・・。