『妙好人 千代尼』

私の方は、今朝、長年お世話になった方々へお礼を添えて本書を輸送し区切りとした。
これからは、この書を基点として、真宗と日々を考えていく。
この書が「真宗・文学」に分類されていることも、曖昧なままに真宗(他宗にはない)関係者だけが用いている「真宗の民俗」ではなく、本来の出発点となる。

一方、本の方は、発売の1月に向けて動きがはっきりしてきた。

法藏館HPより

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pdf版

アマゾンなどの紹介文

石川県の松任(白山市)が輩出した、日本を代表する女流俳人・加賀の千代女。
朝顔やつるべとられてもらい水」「うつむいた所が台やすみれ草」「月も見て 我はこの世を かしく哉」などの句が著名。
小林一茶は千代尼の句に憧れ、新渡戸稲造は、日本人の手本として海外に紹介し、徳富蘇峰は「雲花月風皆入句 是君女性西行師」と、西行に匹敵する俳人として高く評価した。
本書では、これまであまり注目されてこなかった、篤信の念仏者・妙好人としての千代尼の生き方に注目。土徳の風土がはぐくんだ、深くあたたかい「ありのまま」の信心の句の世界を紹介する。
※引用句は一部変えた。