大月みやこさんから

30日(土)は第10組同朋会推進員会。
その前に、大月さんと一緒に歌った方々へ写真をお渡しするため、仲間を誘い合っておいでた「扇珠会」(「奥能登ブルース」を踊った踊りの会)、碑のある高屋地区の人、8組坊守会で話した時の柳田の人に来てもらったり、電話をして大体の方々が分かった。
推進会に門徒さん関係がおいでるので、そこでもお分けしたり親戚の方に渡してもらえるよう頼み、明日もう一団体に聞き、柳田へ出向けば大体の写真配布が終わる。

そこで、この推進員勉強会には同世代が多く、大月さんが来ることをあらかじめ知っていたら、かなり多くの人に話しが広まっただろうし、いつも来ているお寺だ、気楽に顔を出された方もおいでたはずだ、と思いつつ、「古城」が御和讃と同じ今様形式の詩であることなどを絡めながら、3日前に大月さんがここで「奥能登ブルース」を歌って行かれた、と話すと
それこそ、悲鳴に近い声ーどうして(知ることが出切なかったのだよー)…?ーがあがった。
もっとも残念がった人は、本当に大月みやこさんが好きなのだという。
これとは別にエーッと一斉に声が上がったのが、大月さんは山梨・大月出身ではないと言った時だった。
こういううわさが事実のように広がっているのを、民俗では「都市伝説」と分類するが、
珠洲で思わぬ都市伝説に会った。
講義が終わって、部屋で着替えている時、大月さん(事務所)から宅配便が届いた。
何というタイミングの良さ。

お礼状

先日は大変お世話になりました。
から始まり、
椿の下の歌碑を見ることができ、とても感激したこと、
お寺の中でたくさんの皆さまと一緒に「奥能登ブルース」を歌うことができ、また皆さまも覚えていて下さりとても嬉しかった、
ことなどが書かれていて、
新曲「流氷の宿」のCDをお送りさせていただきますとあって、
次の品々が入っていた。

写真に写っている人が誰かを聞いている時、ファンである踊りの会の方が、遠くで眺めることしかできない人がすぐ身近においでて、しかも一緒に歌えるなんて、一晩嬉しくて一睡もできなかった、とおっしゃていたが、ファン心理とはそんなものだろう。
会えた人はよかったが、すごいファンなのに、お出でになる情報が届かず無念の思いをなさっている方に、CDをお渡ししたいと、考えている。
そして、すぐお礼の手紙を書いた。
「流氷の宿」は弦・大月コンビ初めての曲(のはず)で、少し前に聞いた時、壮大な氷の流れを思わせる、壮大な自然が浮かぶ、いわばシンフォニーの中に、隠れ宿の身を寄せる女性が歌う…、
「悲の器」が描かれている歌だと思っていた。
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CD
カラオケにオリジナルと大月さんのキーはやや高めなので、一般用カラオケとして半音下げが入っている。
相手を思いやる、すごい発想だ。
法話に関わる者が、基本としなければ手本が、こういう所にもある。
カテゴリーに[真宗の生活(習俗・資料)]を加えたのは、相手と私(たち)のこの一点。
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サイン入り カード?
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これはファイル
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パンフ

聞き応えあるドラマチックな作風は、王道にして新鮮!

大月みやこの原点とも言えるドラマチックな王道演歌です。
どこか「女の港」「豊予海峡」を彷彿とさせる作風と、
物語の細部まで表現する歌唱力は、まさに王道にして新鮮、
真骨頂ともいえる仕上がり。
今年、春の叙勲で大輪の花を咲かせた歌職人・大月みやこが辿り着いた『女を歌う歌世界』の最高傑作!!

都会を捨て辿りついた最果ての町。
もう恋などしないと決めていたのに…
心を閉ざして暮らす女性が出逢ったのは、
同じ疵を持つ無口なひと。
「ふるさとどこかと訊かないで」
過去を棄て流氷の地で、
最後の恋にかける儚い恋物語

フーン!(感動、すごいの絵文字)
文を書く上で、
お話しする時の盛り上がる場所で、
すごく参考になる。

物語の細部まで表現する歌唱力
大輪の花を咲かせた歌職人(5,7,5)