一向一揆(529年)関係ー
真継伸彦氏
2000年
大聖寺教区蓮如上人五百回御遠忌法要、記念シンポジウム「蓮如上人と加賀一向一揆」
『新鋭作家叢書 真継伸彦集』河出書房新社、昭和46年刊、口絵写真。
「鮫」は作者31歳の時「文芸」3月号に発表。同年文芸賞(中・短編部門)受賞。
この本刊行の1年前に季刊「人間として」同人。その年創刊号。
→真継伸彦氏の思い出
『魂の沃野』北方謙三氏、西のぼる氏
加賀の地に燃え拡がる一向一揆の炎、蓮如 富樫政親との奇縁から、闘いに身を投じたある若き侍を描く
血潮たぎる歴史巨編開幕
-著者の「心の記念碑」たる傑作ー
戦場を覆い尽くす念仏が、風谷党の小十郎を、守護の政親を、別々の明日に追い立てていくー
加賀一向一揆を生きた男たちの雄叫びがこだまする感動巨編
先月、サインをいただく
顕如上人ー西のぼる氏画-絵葉書
直江兼続切手は、こちらでは売っていなかった。
一向一揆関係本
発行年月日順
1一向一揆の研究 笠原一男
山川出版社 一九六二年六月三十日
2一向一揆の研究 井上鋭夫
吉川弘文館 一九六八年三月三十日
高尾城遺跡を守るため奮闘され、疲労で若くして亡くなられた。
その後、県の遺跡保護・発掘に関する諸条件が整えられることになった。
金沢大学で史学を学んだ教え子たちが、数年前に定年を迎え、
この方の話をすることも無くなった。
3一向一揆-その行動と思想ー 笠原一男
4日本思想体系蓮如一向一揆 笠原一男 井上鋭夫
岩波書店 一九七二年九月二十五日
官地論を大桑斉氏がかいておられる。
編集者から毎晩2時間程度、電話がかり一字一句に関する学説などを確認し合った、と話しておられた。
いい仕事…しかなかった時代に、いい仕事をされた方がおいでた。
5冨樫氏と加賀一向一揆史料 舘残翁
6一向一揆の研究 北西弘
春秋社 一九八一年二月二十八日
2年ほど前のことだと思うのだが、北西先生のお宅を訪ねたおり、ベッドの横に机があり、原稿・資料が分野ごとに整然と積み重ねられていた。
鈴木大拙が老齢であっても元気だったこと、夜一時に目が覚め、眠れないのでそのまま机に向かうことなどを話された。
多くの途中になっている研究の中で、まず「続一向一揆」を本にしなければ、と膨大な原稿を示された。
7本願寺・一向一揆の研究 峰岸純夫編
吉川弘文館 一九八四年七月一日
8蓮如さん 門徒が語る蓮如伝承集成 加能民俗の会編
一九八八年十月二十五日 橋本確文堂企画出版室
これは、私たちが中心になって作った。一向一揆500年に、加能民俗の会が出した本である。
これほど蓮如伝承があることに、驚きながらの仕事だった。
出版社のメンバーも皆、若くてはつらつとしていた。
経験はないのだが、ゼミ仲間が大きな目的に向かって、調査・発表、ステップ、その繰り返しのような雰囲気の日々だった。
9加賀一向一揆五〇〇年 市民シンポジウム 私にとって一向一揆とは
能登印刷出版部 一九八九年六月三十日
さまさまな人々が関わり、市民運動の体を見せていた。ガリ版刷りの一向一揆通信も発行し、研究会も月2ペースで行われた。
10真宗の風景 北陸一揆から石山合戦へ
一九九〇年十月五日 北國新聞社
砺波和年氏より
11一向一揆と真宗信仰 神田千里
吉川弘文館 一九九一年八月二十日
神田氏とは『講座蓮如』の打ち合わせ、勉強会で本願寺史料研究所に行った折、会議が終わった後
京都の町を並んで歩いたことがあった。
-あの時、前から気になっていた、東大教員という現実と一向一揆という、いわば理想を求める動きの研究とに、齟齬を感じないかという問、応えを、ボソボソと語りながら歩いたー
記憶がある。彼の説明は、すごく腑に落ちるものだった。
12戦国期真宗の歴史像 遠藤一
永田文昌堂 一九九一年八月十五日
遠藤氏は「近世仏教研究会」合宿で、お見受けした。
さわやかに理論化される方だった、との記憶がある。
13信長と石山合戦 中世の信仰と一揆 神田千里
吉川弘文館 一九九五年十月十日
14越前一向衆の研究 小泉義博 法藏館
15 一向一揆論 金龍静
二〇〇四年平成十六年十二月一日 吉川弘文館
ご本人からいただく。