小川一乗先生、広陵兼純師の交わり

お二人は大学の同級生だそうだ。
小川先生は広陵師の謙虚なるを褒め
広陵師は、小川先生に書を書いていただいたことを、いたく感激しておいでた。
知と知とはぶつかることが多いが、仏道が基本にある方々の知はお互いを褒め高め会い、知る人をやさしく感化する。
それこそ朋世界をお作りになるのだ、と頭が下がる。
お二人の関係を知った私は、早速広岡満覚寺を尋ね、
先生の書、引用の文を見せていただいた。
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「聖道久しく廃れ、証道今盛んなり」。
教行信証後序
「聖道諸教行証久廃、浄土真宗証道今盛」。真宗聖典398㌻
本願寺聖人伝絵下に引用732㌻。
法名を「一乗」とおっしゃるのだ。


ところで、鈴木章子さんの本を再読した時、素直にそのまま受け入れることが出来、そこで用いられていた言葉「今現在説法」を書いて、部屋に貼ってある。
このたびの出会いで、「如是我聞」だったことに気づいた。
早とちりの思い込み、ばかりしている私だが、
ここでも、思い違いー「如是我聞」と間違えていた。
私の立つ場からは、如是我聞なのに、今現在説法をなさっておいでるので、寝ても覚めても如是我聞だ、と言い訳作りの作文が始まる。
「如是我聞」は太宰治の有名な作品があるので、そのことをも勘案すると、このままでいいか…
に落ちつけた。