祠堂経・お説教ー子ども正信偈、月光とピエロー

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10日、11日お説教に羽咋地内12組のお寺にお話しに行ってきた。
知り合いの方がいて、ご縁があってお話しさせていただける。
このお寺では、ラジオ体操の後、正信偈の練習をなさっているそうで、そのお勤めがあった。
大きな声で、ハキハキと清々しかった。
でかけると、このような得がたい光景に会える。


私の方は、色々お話ししたのだが、恩徳讃の作曲者・清水脩氏の関係から、月光と教えに話を持って行こうと、考えてみた。


というのは、清水脩氏は真宗寺院の出身で、世界で初めて合唱組曲というジャンルを提唱された。その組曲が「月光とピエロ」であり、「山に祈る」である。
この日7回忌を迎える、山で遭難した教え子を思っていたら(10日に、家へ行って手を合わせてきた)、季節は夏山・冬山の違いがあるものの、「山に祈る」のメローディーが、ふっと浮かんだりしていたのである。それで、亡き人を偲ぶ祠堂経、お盆でもあるので、そのあたりを組み合わせてお話しした。


法話を聞きにおいでた方々は、「月光とピエロ」「山に祈る」、どちらも聞いた事がないとおっしゃる、ー中学校時代の同級生も来ていて、「山に祈る」を一緒に音楽の時間に聞いたろう、(彼女は)覚えていないというーので、ちょっとさわりの部分を歌った。
「ピエロ」の方は♪月の光の照る辻で…(「月夜」)から辻、さらに邑知潟の月、月愛三昧までの展開を考えていたのだが、辻からどこにつなげるつもりだったのか、今もって浮かんでこない。
お話しするときは、一応イメージを作って、頭の中で語って見ている。そこでは「辻」があったはずだったのに、子どもさんも…と聞いたとき、月と兎などと考えたあたりから、どこかへ飛んでいった。
しかも、スローテンポの「月夜」をしみじみ歌うより、つい「泣き笑いして我がピエロ、秋じゃ、秋じゃと歌いけり…」(「秋のピエロ」)の部分を歌ってしまった。


しかも、マイクを付けていたので、自分でもビックリするくらいの音量が広がり、動揺してしまった。


「辻」は、中心なのだから、何にでも展開できる。
そして、どこかピエロである人生…。
清水脩、恩徳讃。


このあたりがグルグル巡っている。