小林家年中行事ー文化十一年(1814)、真宗の風土(2組)研修会

15日、研修会第三回目。ラスト。
今回は、年中行事を扱った。
村役人クラスではあるが、一般農民の年中行事は能登ではほとんど見つかっていない。
浄土宗檀家だった小林家が、この頃はお西の門徒となっている。
プリント(資料)は、小林家年中行事3ページ
彼岸会の御文1ページ
コンゴウ参りについて4ページ
仏教と神祇、そして真宗2ページ
諸神本懐集1ページ
真宗の食ーお斎と精進料理ー1ページ
そして、行事に関する参考文献2ページを用意していった。

小林家年中行事については大谷大学国史学会機関誌『尋源』第38号、1988年に載せ
後、『蓮如真宗行事』(木耳社、1990年)、再刊『蓮如真宗行事ー能登の宗教民俗ー』1998年に再録した。
鹿島町史の折に出てきた資料で、1998年にしろ、もう17年も経っている。
かつて、この本を読んだ、という人が、とっくに亡くなっている方の本だと思っていた、とおっしゃっていたが、書いた本人も、自分の仕事だとは思えない霧の彼方状態の話なのである。

ところが、今回取り上げようと思ったとき、小林家はどこにあるのだろうかが気になった。
中橋達夫氏が平成11年に『宿場町高畠町の昔むかし』を出版され、小林家のある高畠の様子が詳しく分かるようになった。
その本を頼りに、小林家を探した。


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高畠のすぐとなりが藤井。
7月1日、ここでお話をする。
隠れているところに講師 珠洲 西勝寺 西山郷史氏とある。
案内が出ていた
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たどり着いた小林家付近。
徳照寺、御祖小学校 などがあるエリアで、藩の行政中心地帯。
嘉永6年藩主斉泰一行が高畠で中休みをしたとき、藩主の宿となったのが小林家だった。