能登島散策ー21日ー

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昭和45年頃の佐波のフェリー乗り場
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能登島大橋が30年前に出来、まもなく航路が廃止されてから
ずいぶん経つのに、「切符売り場」が残っていた。
窓には
「乗船車輌航送券 発売所」と書いてあり、
上部にはスピーカー。
右の小さな張り紙は「警察官立寄所」
草がなければ、そのまま時代が遡ったよう。
港、駅は人生の出口であったり入り口だったり
多くの人がこの光景に様々な思いを持つに違いない。


最初に佐波遺跡の跡地がガソリンスタンドになっていることを教えていただいた。
そのスタンドさえ跡形もなくなっている現在
当時の切符売り場は、貴重な遺産といっていいのでは…。
※佐波遺跡ー昭和32年、県下で最初に発見された、前期初頭縄文遺跡。


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国指定史跡須曽蝦夷穴古墳 蝦夷穴歴史センター
を見学した。
第1展示コーナー
須曽蝦夷穴古墳
第2展示コーナー
近世能登島の海
このコーナーの写真がすごかった
たとえば、
向田 ボラ待ち櫓 昭和10年
野崎石垣田 昭和20年代など。
これだけはっきりした石垣田の写真は他にはないのではないか…。
入館料100円。


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下は、向かって右の雄穴。
能登島町史』通史編口絵(昭和60年刊)
能登名跡志』以下の紀行文に存在が記されており、戦後は九学会調査の対象となった。昭和29年8月にその調査が行われており、昭和49年には町の再調査が行われ、その時方墳であることが確認された。
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祖母ヶ浦から甲、大丸山を望む。
本当に近い。