書籍ー郷土ー

美麻奈比古神社の歴史と文化財ー奥能登の祭りと形ー四柳嘉章

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9月19日(木)北國新聞朝刊
労作である。長年の積み重ねと、それぞれの分野の第一人者の協力、何よりも筆者を今まで支えてきた方々、地域への愛情がどのページからも伝わってくる。
筆者のことは、たいてい存じ上げているつもりでいたが、
多くの肩書きの中に沖縄県立芸術大学講師というのがあった。
民俗に首をつっこんでいるものとして遠野と沖縄は(あえのことの能登もそうだが)まず足を運ばなければならない地だ。
どちらへも、まだ行っていない。
今、まだだから、朝の道路掃き掃除を始めだした私としては、たぶん今後もいけないだろう。
ただ沖縄へは、日本民俗学会沖縄大会の時に、行くつもりで大阪のホテルに泊まったのに、台風で飛行機が欠航
それで、チャンスを逃した。
そこの大学の講師!ムムムム…。

萬福寺

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砺波市の尾田武雄さんからいただいた。
編集・発行太田郷土懇話会。46p
ここなら、この本を携えて、行ってこられそう(お参りできそう)。

久里25、28、32号(神戸女子民俗学会)、御影史学論集31号(御影史学研究会)

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今年の7月、この二つの学会を指導なさっている田中久夫先生から、
法道仙人のことを書いている若い人がいるので、感想を…
の手紙と共に「久里」32が届いた。
このように、一人一人に気配りされながら指導なされているのだなァ…の感慨と、
そういう先生に学べる教え子の幸せを想像しながら
特に法道仙人を調べたこともないので、お送りするものもないのだが、
『伝説とロマンの里』の方道仙人(能登では、方道)のところと、
能登のくにー半島の風土と歴史ー』の「ユートピア半島ー能登の風土と地名ー」の部分を、
筆者の勤務先(兵庫県まちづくり技術センター)にお送りした。
その後、その嶺岡美見さんが書かれた論文が載る「久里」2冊と「御影史学論集」が届いた。
飛鉢伝承を中心に調べておいでるとのこと。
能登石動山の「イワシガ池」ー氷見灘浦の漁師とのことー」「久里」25号
「越後柏崎の鰯と飛鉢の法との関わり」「久里」28号
「伊予の方道仙人」「久里」32号
「空飛ぶ鉢ー浄蔵の飛鉢説話成立背景をめぐって」「御影史学論集」31号
ここにあらためて書いてみて、
中能登町の桜井憲弘氏と、氷見市の小境卓治氏にお伝えしなければと思ったのと同時に
飛鉢伝承を収載(「里人の仰ぐ白き峰」)し、名著と讃えられた『百万石の光と影 新しい地域史の発想と構築』(浅香年木遺稿集第1集)の浅香年木さんを思い出した。
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(1988年4月能登印刷・出版部刊)
この頃から、地域史という概念が定着しだしたはずだ。