獅子ー子獅子と親獅子(千尋の谷の獅子)ー七尾市・能登島ー
能登島へ行った。
『能登島町史』30周年記念、思い出の旅、ぐらいの感覚で野崎を訪ねたのだが、
そこで、思いがけない獅子(狛犬)に出会った。
おそらく、千尋の谷の(に落とした)子獅子を見守る親獅子の構図なのだろうが
遠くからは、岩だけにしか見えなかったのが
近づいてみて
おどろいた。
谷を這い上がろうとしている子獅子と
上から見守る親獅子
阿形
背を地につけ、転がっている子獅子
岩の上に親獅子
呍形。
こんなに可愛い、子獅子はそうないのではないか。
野崎の大宮神社境内にある。
「能登島町史」調査の時、
神社前広場で虫送りの舟を作るのをずーっと追いかけた。
こんな岩と獅子があることに、気づかなかったのか
それとも、すっかり忘れているのか?
前足、後ろ足を曲げて転がっている子獅子の写真を見ていたら
本来先の子獅子と同じ姿・形だったのが、
接着部で支えられなくなり、
落ちて、裏返っているのかも知れないとも
思えてきた。
そうすると、どちらの子獅子も
谷から這い上がりきるもう少しで親のそば
の姿になる。
【追記】25日
地域の長老に電話して、
確かめてみた。
もともと、谷底で上を向いている姿で
作られていたそうだ。
輪島弁なら
イチャケナ
そして、なんともカワユイ
阿蘇の石で作られている獅子だそうだ。
世界農業遺産地域同志の古いつながり。