幼き日ー能瀬のお寺ーー津幡町

9月2日、記念誌の校正も渡し、行き当たりばったりでお寺巡りしながら帰ろうと、車を走らせていると、
能瀬のお寺の前に出た。
父は早く西勝寺へ養子に入り、私と弟が生まれたが、父方の祖母が早くなくなっていることもあり、
父方の親戚とはあまり行き来がなかった。
という印象のまま、今に至っている。


その中で、記憶の断片が二つしかないものの、
父に連れられて親戚巡りをしたことがある。


一つは暗い本堂で相撲を取って、相手がすごく足腰が強かったという思い出。
これは門前広岡のお寺でのことだったようで、
もう一つは、旅の途中で風邪を引き、
その時泊まったお寺で風呂に入り、風邪に効くからと焼きリンゴを作ってもらって食べた思い出。
それが能瀬のおじさんといったか、おばさんといったかのお寺だった。


今までも通ることがあって、その都度思い出していたのだが、
今度は境内・墓地を歩いてみた。
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次に、走らせていると
妙鏡寺さんに出た。
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山へどんどん入っていったら、どうも菩提寺峯というところ近くだったようで、車がそれ以上いけず
引き返した。
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帰り道に、89歳の叔母のところに寄って、
父、祖母から名だけ聞いている親戚について聞いた。

ゆったりと時が流れているような能登だけれど、
そうでもないことを、
あらためて実感した夏の終わり。