「氷見の手仕事ー職人の手業と用の美」、文政期東本願寺御影堂絵図、伊勢崎銘仙などti
館長小境卓治氏から本が届いた。
後で気づいて特別展の報告書・図録を手に入れることが多いのだが、今度は期間内。
久しぶりに小境氏に会うこと、金沢大和8階で開催されている「親鸞展」見学も予定に入れ、出かける。
氷見までもっとも短い距離でいこうと、多根越えルート熊淵・山崎道をとったら…雪道。
まさしく急がば回れ、だった。
多根入り口。
氷見市立博物館特別展示
小境さんの説明を聞きながら見学。
職人の手仕事は
1、藤箕づくり、2、そうけづくり→『福岡町の菅と菅笠』
3、船大工→能登の和船、4、大窪大工→道神社、県民大学・道神社
5、鏡磨き
のコーナーに分かれ、充実した資料のみならず
いつものことながら、保存・継承をも視野に入れた総合的な展示だった。
もっと若かったら、珠洲で呼応しながら何かやれるかも知れない、と詮無い意欲が沸き立てられる。
4、大窪大工は、神明講と中川家文書からの副題がついているものの、
中川家第10代、筑後守宗重(清蔵)は大谷派本山御影堂建立頭領の一人だったと言い、
文政期(11年・1828斧始め)再建に関する指図書・絵図などが多く残されている。
22日、本山(東本願寺)平成の御修復を見てきたこともあるが、貴重な文書類。
二層の現御影堂と比較するのもいい。
上の写真:御堂固屋組四十一之図、御影堂内陣天井二拾分一木口之図
下は『氷見の手仕事ー職人の手業と用の美ー』p51。
上から「指図(正面図)東本願寺御影堂、縦40㎝×横94.1㎝」
「指図(側面図)東本願寺御影堂、縦40㎝×横63.3㎝」
「御影堂木寄帳(三冊・袋とも)」
『氷見の手仕事ー職人の手業と用の美』
氷見市立博物館。
特別展は27日(日)まで
板橋春夫氏
同氏からの本。
『生死・いきしに』板橋春夫氏、社会評論社
『太織りから伊勢崎銘仙へ 織物見本帳の世界』
伊勢崎市赤堀歴史民俗資料館
伊勢崎絣の織物見本が貼ってある。