白山麓「ふらり」ー仏師ヶ野

毎年、この時期に泊まりがけで金沢付近へ出向く用事がある。
もうビジネスホテルはやめ、静かなところに泊まって月を眺めたい。
予定の時間調節をしていたら、夕方から自由になった。



月かげのいたらぬ里はなけれども…
遍照十方世界
月愛三昧(がつあいざんまい)

このところ月…月…月だ。


調べていったら…
白山「融の姥」の里近く、その名も「仏師ヶ野」というところに
「ふらり」という一軒の宿が見つかった。
ありがたいことに、一人でもいいという。
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「ふらり」
雨の夜らしいので、読書してやれとばかり
読みかけの「冥土の旅はなぜ四十九日なのか」(青春新書)「ドキュメントひきこもり」(宝島社新書)「人間の覚悟」(新潮新書)「地産地消文化情報誌 能登
それに「親鸞をよむ」(岩波新書)「大法輪・特集親鸞小事典」
歎異抄」「真宗大谷派勤行集(通称赤本)」
さらに、24日の昼に手に入った「徳川将軍家加賀藩ー姫君たちの輝き」をカバンに
山麓「ふらり」さんに向かった。


何もかも、すべてがよかった。

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ダム湖だが「湖畔の宿」だ。
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朝の仏師ヶ野。
持って行った本は、
いつものごとく読まなかった、代わりに部屋に置いてあった『最後の一向一揆』という本をパラパラ見た。

仏師ヶ野

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名水・佛師ヶ野の水
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情緒のあるお堂
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「ふらり」近くの民家

尾添

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お会いできる機会も少ないので、朝早かったが、尾添の林源常師宅を訪ねた。
林さんは、今年度の「北國風雪賞」をもらわれ、記念にDVD「白山曼荼羅」を送ってくださった。
お礼の挨拶でもある。
師宅近くの加宝社の紅葉がきれいだった。

歌占滝

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久しぶりに謡曲「歌占」の舞台に寄った。
滝の水量は充分。松がずいぶん大きくなっていた。