穴水・鵜川組坊守会ー能登島ー
ツインブリッジ(中能登農道橋)と三ヶ口瀬戸。
長浦~能登島の間は、およそ500メートル。この海峡を「三ヶ口瀬戸」という。
「三ヶ」は能登島の通(とおり)、田尻、久木(くき)の3集落を指す通称で、緩やかな一共同体。
祭礼・虫送りなどは同日に行っている。
ソワジ鼻。
ソワジ鼻の島は、見附島(珠洲市)の子か弟のように似ている。
鰀(魚偏+爰)目(えのめ)小学校跡
坊守会の年度は7月から翌年の6月。
穴鵜組では年度の締めを食事会をかねて行っている。
今年は能登島鰀目で、勉強会・食事となった。
穴水・鵜川組は、七尾北湾・大口瀬戸を挟んで能登島と近い地にありながら、坊守さん方は、能登島についてはほとんど知識がないとのことで、この機会に能登島の真宗風土を学び、近くを歩くことにした。
少し早めについたので会所近くを歩いていると、大きな自然石柱が立っているのに気づいた。
近づいてみると、鰀目小学校の跡地だった。
校歌が刻まれている。
七尾出身の作家、杉森久英作詞、
能登は歴史の国古い国
我らの島は伝説の島
そして新しくめざめた島
この広い海は我らの庭
あの高い山は我らの理想
ここに生まれた我ら
この庭で体を鍛えよう
あの山をいつも心にえがき
知恵と枝をみがこう
そしてよき大人となろう
我らは未來の子
我らは日本の運命を担う
杉森久英作詞
資料資料:能登島・島八太郎由緒など(PDF)
この資料で、能登島の宗教風土、島八太郎伝承を読み、その後現地探索をした。
案内しながら、
つい先日訪ねた能生白山と泰澄、臥行者の地、祖母ヵ浦などが、私の中では一つにつながり、様々な縁の不思議さを思わざるを得なかった。