能登に関する書物ー1月ー

年末から今日までに購入したりいただいた能登に関する書物を紹介。
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『輪島の民話』
2004年3月刊。編集発行輪島市教育委員会。A4版・148p
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幻の光
曽々木が舞台。
タイトル通りの、微妙な柔らかさが包む。
この本を紹介した文で、はやりの「癒し」を用いているものがあった。
確かに「癒し」に通じるのだろうが、「癒し」ではこの作品の持つ深さ・持続性・強さが見えなくなるような気がする。
刺激されて
富山を舞台にした「螢川」を読んでみたいと思った。
19日羽咋ブックマートで川三部作(螢川、泥の川、道頓堀川)が1冊になった本を見つけ購入。
ところが、2分冊の角川文庫を購入していた。
しかも、解説を読んで探していた『二十歳の火影』まであった。
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『二十歳の火影』には、「能登の虹」が入っている。
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ブックマートではもう一冊『北陸の百山』を購入した。
朝日新聞 富山・金沢・福井支局編。
昭和62年能登印刷・出版部発行。226p
能登の山は12取り上げられている。
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『石川の力石』。高島慎助著。
岩田書院2008年8月刊。188p、3800円
少し情報・写真を提供した。
そのきっかけは、ブログに「盤持ち石」と田植え時の記憶を書いたのを
石川県埋蔵文化財所長の湯尻修平氏が偶然目にし、著者に伝えたのが間に合った。
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『シリーズ旅 中能登をゆく 1羽咋市内名所案内』
吉野隆久著。3冊シリーズで1000円。約150ページ。
筆者が一所懸命に紙を裁断している様子が目に浮かぶくらい、の手作り。
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『notojima Oine』。能登島のタウン誌。
編集関係者に教え子がいる。
最初の号をもらった。
私が持っていてもどうしようもないし、能登島で生かせればと
能登島町史』の折に撮った多くの写真を渡した。
その写真を利用している風もなく、
数号で終わったのだと思っていた。
そのタウン誌を、先日高沢ろうそく店さんで見つけた。
4~7号まで購入。一冊300円。38ページ平均。
発行能登島向田町Oine編集局。
Oineは、オイネ。
相づちの言葉である。
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『Fのさかな』。七尾市府中町能登カルチャークラブ発行。46p。
Fってなんだろう?と思っていた。
能登の地形をイメージし、フィッシュ、フレッシュ、フレンドリー、フード、ファイトなどのFだそうだ。



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総持寺の前身に長谷信仰がある。
能登国33観音第10番目長谷観音の像容は
雨宝童子難陀龍王との長谷寺式三尊形式である。

そのあたりの参考にと思って
長谷寺式十一面観世音像の像容とその信仰」
が載っているこの研究誌を買った。
ご本尊の錫杖論が中心で
三尊については触れられていなかった。