『ポスト・ブックレビューの時代ー上ー倉本四郎書評集』

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相当分厚い本なので、厚さが分かるように広げて紹介。
「ポスト・ブックレビューの時代ー上ー倉本四郎書評集」
ブックレビューが時代に与えた影響は、前書きのこの一文からも窺える。
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一冊ネットで購入。

ポスト・ブックレビューの時代―倉本四郎書評集〈上〉1976‐1985

ポスト・ブックレビューの時代―倉本四郎書評集〈上〉1976‐1985

注文している間に、四郎氏夫人(義姉)からも一冊届いた。

『出現する書物』『本の宇宙のあるいはリリパットの遊泳』

週刊ポストで連載された「ポスト・ブックレビュー」は、
四郎さんの生前、2冊が本になっている。
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1981(昭和56)年11月刊。冬樹社。
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1986年2月刊。平凡社

週刊ポスト」の取材

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週刊ポスト1984年5月4日号のブックレビューに、
『都市の民俗・金沢』を紹介してもらった。


この本が出来た時、四郎さんに本を送った。
ブックレビューの後に、三本ほどの書評が並ぶページがあった。
四郎さんから、そこに載せられないか担当と相談するとの連絡があった。
義弟(私)が関わった最初の本を、
何とかしてやりたいと思ったのだろう。


そのうち、ふくらませることが出来る本なのでブックレビューで取り上げる、
と知らせがあった。
執筆者たち
(書評での登場順ー向井英明、西山郷史、小林忠雄、砺波和年、梅田和秀、宮山博光)の中で
何人かが倉本氏、小学館の唐沢大和氏を案内し、夕食を共にした。


その夕食で語りあっている写真が、ポストには載っている。


この写真は、取材2日目の4月12日(木)、
兼六園での四郎氏(右)と私である。撮影は唐沢さん。
1984年の春だから、四郎さんが41歳、私が37歳の時だ。
その書評は、『本の宇宙あるいはリリパットの遊泳』に再掲されている。
倉本四郎氏の諸著
倉本四郎著『本の宇宙あるいはリリパットの遊泳』の黒壁
「なんてヤツだ(笑)」表現を作りだした倉本四郎氏
「ひぐらしやなお日をのこしつつ 店仕舞い」