出田〈すった〉西光寺さん門徒総会で一席ー珠洲市

親鸞聖人の御命日の28日に、門徒総会があるので一席、とのご依頼があった。
昨年もお話ししているという。

来月上旬までは、冊子パソコン打ちに集中するぞ…と部屋の模様替えをし終えた時の依頼だった。
谷崎潤一郎は、中国関係の作品を書くときはチャイナ服に替えてまでのめり込みながら書いたそうだし、江戸川乱歩は地下室でロウソクを灯して怪奇小説構想を練ったそうだが、
そこまでは行かなくても、つい目の前の物に飛びついてしまうので、コタツテーブル上のファイルを郷土関係のものばかりにしておくぐらいはしないとならない。
その模様替えだったのだ。

御命日に関しては、東京から帰った27日の夕刻のお逮夜、28日朝の鐘、お朝事引き続き日中の勤行。
それを終えて、何をお話しすべきか…モヤモヤとしているものを整理した。


日常の中から…話題を見いだそう
羽田で怒鳴っている人を見てみっともないなぁと思ったのに、その思いが消えないうちに、いつまでもふさがったままになっているCゲート前、私も声を荒げてしまった。
結局、その人なりの正義に至る時間差でしかない…このことを導入に、
十悪中、口に関わる四悪を中心に話題を提供できればいいかな…に行き着いた。


ブログには法話原稿が載っているのがある。
頷ける話を参考にさせてもらおう、とプリントした( これは消化しきれなくて紹介できなかった )。



現地=法話の場で思い違いがあった。
門徒総会?を勝手に門徒会総会に置き換え、当寺の役員会のようなものを考えていたのだ。


それに28日・日曜日と思い込んでいて、
27日は本来なら推進員協議会なのに、教務所の同朋大会と重なったので20日にずらしたのだが、推進員協議会が最初の予定の27日だったら、羽田でどんなにイライラしたことか…
それにしても、同朋大会はいつも日曜日だったのに、今年、どうして土曜日の27日にしたのでしょうかね? 何か事情があったのですかね…
とマイクに拾える声で自問自答していると…


門徒さんから27日は日曜ですよ…との声。


法話にはいってから、かなり予定時間をオーバーしているのに気づきまとめに入ったのだが、
始めた時間がいつもの1時半では無く、2時20分からだったのだから、別にオーバーしているわけではなかった…、そのことを家に帰ってから気づいた。


ちょっと非日常=東京往復=があると、曜日や時間まで混乱してしまう…
時差があるところへいってきたらどうなるのだろう。



羽田での怒声は、瞋恚、悪口の範疇なのだろうが、その元にある(私の)正義と「義無きを義とす…」を考えればよかったのかも知れない…
と、
これは、昨日草をむしりながら思った。