陰暦がなくなった悲しさ

明治6年12月3日。政府はグレゴリオ暦を実施。
その日が1月1日になった。
11月9日に改暦するぞ、
と発表してから1ヶ月の余裕もない改暦。
昼夜もおのおの12時になった。
六時( 晨朝じんじょう・日中・日没・初夜・中夜・後夜〈ごや〉)が過去になった。
朔日に月が出ていたり、
満月であるはずの宵に月が見えなかったりするのだから、
人々は嘆いた。

この分だと、「まもなく、鶏が四角い卵を産むぞ…」
などとうわさし合ったらしい。

新年度

暦の上では、
今日が半年の終わり、明日から新しい半年。
梅雨ーどしゃぶりだ。
1日は歯固め、鬼の牙、
月遅れでは、コンゴウ参りなどが行われる。
調べるのが面倒なので、大雑把に書くが、
当初は、どこかの国を真似て7月1日をもって新年度の始まりにした。


その名残りで 旧三公社五現業などは、この期に人事異動を行っている。
宗門(大谷派)も、明日から新年度。