石川の重要無形民俗文化財

石川県内に、重要無形民俗文化財は何件あるか?

答え:6件です。
 南から
1「尾口のでくまわし」
2「気多の鵜祭の習俗」
3「青柏祭の曳山行事」
4「熊甲二十日祭の枠旗行事」
5「能登のアマメハギ」
6「奥能登のあえのこと」。


 名を見て、どこで行われている行事なのか、全て分かる人は、相当、この分野に強い人だろう。
 1は深瀬木偶廻し保存会と尾口村東二口区文弥人形浄瑠璃保存会が保持・保存していて、いずれも現在白山市になった。昭和52年(1977)5月17日の指定。
 2は、16日の気多神社での鵜祭りに向けての一連の行事。七尾市鵜浦町鹿渡島から気多にかけてのコースと鵜祭だ。平成12年(2000)12月27日指定。
 3は七尾市。昭和58年(1988)1月11日指定。
 4は鹿島郡中島町宮前、谷内、末社19地域。現在七尾市。昭和56年(1981)1月21日指定。
 5は鳳至郡(現在鳳珠郡)門前町皆月、五十洲(いぎす)。同郡内浦町(現在能登町)秋吉。輪島市河井、鳳至町。昭和54年(1979)2月3日指定。
 6は奥能登一帯。昭和51年(1976)5月4日指定。である


 最初の指定が民俗をやっている人なら知らぬ人はいないといわれ、戦後の二大発見(両墓制と)とも三大発見(岡山の荒神信仰、福井ニソの杜と)ともいわれる「あえのこと」が1976年、
その翌年、さらに2年ごとに青柏祭まで5つが指定されている。
 この間、わずか8年。