御座宿―おざやど―春勧化(はるがんけ)
御座宿提灯
18時45分頃―周りはもっと明るいのだが、フラッシュを用いず提灯の明かりだけで撮影。
金子みすヾの「報恩講」
とても大きなお火鉢で、
明るい、明るい、あたたかい
の一節が浮かんで来る、おもてなし。
先ず目に入る犬のもてなしで、
2015年新潟の岩田さんが読んだ句(1月26日)
はや七日過ぎし羊の歩の早さ
をもじって。
春勧化、過ぎしワンコの歩みの早さ
掛け軸は、
枕石寺縁起
日野左衛門(入西房)済度
「寒くとも たもとに入れよ 西の風
弥陀の国より 吹くと思えば」
の「雪中の聖人絵」であろう。
お弟子の西仏房と蓮位房も描かれているはずである。
尊いお迎え…
御座宿の方も、お参りにおいでになった方々も、
この絵がそのような内容のものだとは知らないはずだ。
来月、お彼岸の法話にはお話しようと思っている。
「寒くとも…」は『妙好人千代尼』には、取り上げなかった。