浅野川界隈

7日、大桑斉先生に「安居ご苦労さま」と言いたいのと、長年行っていない親戚寺院を訪ねて、
浅野川界隈を歩いた。
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大桑善福寺本堂

金沢市指定文化財
善福寺本堂 附絵図二枚
善福寺本堂は、宝暦九年(一七五九)の大火後、江戸時代後期に、本堂建築としては珍しい土蔵造りによって再建された。
 土蔵造りの土壁の厚さは、ほぼ一尺。漆喰塗りで軒先まで塗り籠め、間口部には土塗の引戸や土扉を設け、耐火性を高めている。
 全国的にも数少ない土蔵造りの近世本堂建築の遺構であるとともに、宝暦の大火後における金沢城下を物語る貴重な建物である。 
 平成二十五年四月十一日指定
       金沢市

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「小鳥屋橋」
善福寺さんから大通りに出る手前、浅野川大橋近くに架かっている橋。
このあたりが、小鳥屋(ことりや)町だった。
後、材木町の一部となる。今は橋場町なのだろう。
連れ合いの旧姓が小鳥(ことり)で、先祖の地は高山の小鳥(おどり)郷だそうだが、金沢は小鳥(ことり)だ。歩いて見るものだ。
「大正十一年三月架」とある。


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近くの、雰囲気のある建物。
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浅野川上流方面を望む。
向こうの橋が「天神橋」。
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円長寺本堂
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経堂

金沢市伝統的建築物指定
加賀藩 第3代藩主前田利常公が卯辰山へ鷹狩りに来た際、突然の雨に襲われた 。
その時、雨宿りに寄られたのがこの円長寺である。御茶をお飲みになって休憩された利常公は円長寺を気に入って下さり、その後もたびたび円長寺に訪れられた。
 たった一度の雨宿りから始まったご縁はいつしか深まり、前田家の家紋である剣梅鉢 を袈裟に使用することを許されるまでになった。と伝えられている。
御輪堂
約六千巻納められている。
正面に笑い仏と、その子どもたち 、側面には毘沙門天を始めとする守護神が経文を守るように安置されている。

経堂を御輪堂と言っているのだ。
風を通すため、回転式になっている。
御輪転書庫になっている堂ぐらいの意味。

高校生ぐらいまで、よく泊まった。
朝、寝ていると、三味線などを練習する音が聞こえたが、
こんなに有名な観光エリアになるとは…。
車で入りにくくなり、それで、久しく無沙汰だ。

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ちょっとしたところに個性がある。
石川県青年文化祭の余韻もあって、
ポンと県の図が目に入った。
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浅野川大橋。