石川県埋蔵文化財センター評議員・理事・監事発掘調査現地視察2016(平成28)年10月5日(水)

台風18号が直撃するのでは、の情報の中、現地での説明を聞く。
ご苦労様、働いておられる姿の美しさ・尊さを感じるしかない視察だった。

10月5日現在発掘調査遺跡位置図

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小松市八日市地方(じかた)遺跡

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推定面積15万㎡超える弥生時代中期(2000年以上前)の環濠集落。
南西の今江潟、南の木場潟、北東の梯川があって、水上交通の要衝に位置する遺跡。
小松市平成5年~12年調査で、数十万点に及ぶ出土品。
うち1020点が国の重文(平成23年6月)
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日本遺産
「珠玉と歩む物語」小松
~時の流れの中で磨き上げた石の文化~
遠い昔の話の物語と思っていたが、
碧玉の生産地の発掘の様子が、
駅への臨時通路から見ることが出来る。
今の物語ということを知らされた。
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曲玉に穴を開けたりする石製品。

加賀市弓波(ゆみなみ)遺跡(西部地区)

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縄文から中世の遺跡
西部地区の現在調査中の遺跡は、弥生後期から古墳時代集落跡など。
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一帯には、碧玉が多く、管玉、合子(ごうす)の未成品なども見られることから、
碧玉製品加工地と判断しているそうだ。
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ヘルメットは青、黄が指導員か?
私たちは白。
自分がかぶっている様子を写してみたが、あまりのひどさに白はカット。
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綺麗な山岳は大日岳だそうで、ここは弓波廃寺跡でもあるという。
山を望む地の方形古代寺院のロマン。
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現地説明会用に用いられた発掘品の一部。
土師(はじ)器、須恵器など。