蓮如忌ー4月25日(月)

3月の御祥月蓮如忌から、ほぼ一ヶ月ブログを記さなかった。
いろいろ宿題を始め、問い合わせ、従兄弟のお寺へ通うことなどが続いたということです。
f:id:umiyamabusi:20160427053302j:image
蓮如上人「鏡の寿像」
昔、拝読した縁起では、上人六十七歳の御尊像とある。
六十七歳だと、文明十三(1481)年。上人の山科時代で、前年の11月18日には宗祖御真影近松から山科へ御移徙(おわたまし)されており、吉崎御坊の御坊時代から、山科本願寺本願寺時代への移行、その意味では重要な節目の年だった。
西勝寺旧本尊(方便法身尊像画像)はこの年に下付されいる。
御代前のこの場所に蓮如上人画像が安置なさるのは、一年に一度、4月25日だけである。

f:id:umiyamabusi:20160427053254j:image
様々な仏事があるが、仏旗を立てるの蓮如忌だけにしている。
仏旗は釈尊の体の色とそれに伴う清浄などをあらわしているそうだが、
青色青光・黄色黄光~白色白光(阿弥陀経)であり、紫は六色(6×6)の「三十六百千億の光明」とも通じ合う。
意識せずに綺麗だから、と飾っていた。
f:id:umiyamabusi:20160427053246j:image
「右近の桜」?「左近の桜」?
23日に蓮能尼の里からいただいてきた。
皆、知らない、見たことないというので本堂へ移して見ていただいた。
内陣の金に映えて、それは綺麗だった(そうだ。私は花を間に皆とは反対側から見ていて気づかなかった)。
このような桜があることを知っている人は皆無。
年が行くと新たな発見が次々にあって驚くーその通りの桜だった。

ひな人形の向かって右側にこの桜、左側は橘。
内裏から庭見た時の呼び名なので、左近の桜が正解。
f:id:umiyamabusi:20160427053238j:image
左近の桜原木。
緑の葉の木としか思わなかった。
桜だと聞いてビックリ。
あまりビックリしていたので、枝を切って下さった。
f:id:umiyamabusi:20160427053229j:image
本山の御遠忌(3月11日間近だったので、追悼法要に変更となり、正式には御遠忌は営まれなかった)から5年。
22日に本山へお参りしたときには、すべてが修復されて浄土の荘厳が光り輝いていた。
秋11月20、21日には「真宗本廟両堂御修復完了報告法要」が報恩講に先立って営まれるという。

この瓦から始まった。
感慨深いものがるので、しばらく見やすいところに出しておく。