お斎についてーいただきます。ごちそうさま。~三条「教区女性研修会」於三条教区同朋会館、そしてお朝事
3月9日、三条教区女性研修会で「お斎についてーいただきます。ごちそうさま。ー」と題した講義をさせていただいた。午前講義ーお斎、精進、食について。
昼食のお斎は4班に分かれて、和気藹々、楽しそう。
午後、質問を共に考える形で、普段、平生に教えがあるそのきっかけを知るためにあらかじめ用意していた試みのカレンダーも利用した。
あとで思ったことだが、
○対話を知るためにも、昼食に皆さんのところへ混じることができれば良かった
○斎の最初が、オガミの当て字に用いられている。
そこから話しをはじめれば、質問にあった斎場などにも使われる原義が伝えられたかも知れない。
女性と…そういえば最初の仏門の自覚者、選子内親王の職業が齋院だったなぁ、とか…
ただ、合掌、いただきますが蓮如上人にあったことに気づいたのは、この研修があったからに他ならない。
すべて仏、聖人のおかげ…いただきます。なのだ。
別院前の「念仏小路」
おのずから
「三条の御坊にて
不可思議の弥陀の誓いのなかりせば
何をこの世のおもいでにせむ 良寛」
を思う。
三条別院
元禄3年に掛所になっている。
翌日、10日朝の三条別院。
6時半に鐘がなり、7時からお朝事が始まる。
三つの案内板が
本日のお勤め
念仏和讃 正信偈 舌々(ぜぜ) 二淘
無明の大夜をあわれみて 聲明集 一八四左
本日の御文 五帖目 十九通
を、示している。
能登から行って、初めてお朝事にお参りする。
その人間が、何をお勤めするのかがこの案内ですべて分かる。
素晴らしいことだ。
お勤めが終わり、御文が拝読され
その後、助音方の代表が感話をなさった。
そして、お参りに来ている方々、助音方(4人)と毎朝、話し合いをなさっている。
お勤めだけでも素晴らしいのに、話し合いのある素晴らしい世界。
次に向かわなくてはならないので、途中で失礼させてもらったが
三条に、強い余韻を思い出を残しつつ去ることになった…。