親鸞聖人御旧跡ー弥彦・聖人清水などー10日

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弥彦。
634㍍。
能登の最東端は三崎町小泊の長手崎(東経137度21分47秒)であるが、そこから見渡せる対岸の先が弥彦だと聞いたことがある。
三条から思ったより近い。

聖人清水

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土産物屋で親鸞聖人の旧跡を聞いた。
聖人清水がそうではないか、ということで訪れる。
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清水は、時々音を立てて水があふれ、流れていく。
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関係碑。
伝御詠の歌
願はくは都の空に墨染の 袖吹き返せ椎の下風
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聖人が滞留したと伝わる林家。
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聖人清水道
大場さんの本には、元の椿も聖人のお手植えだとある。

ケヤキ

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県指定・蛸ケヤキ

月兎

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能登島の伊夜比咩神が弥彦神と夫婦であるとの伝承が能登島にはある。
向田の火祭を行う地の近くから、妻を能登に残し弥彦はさらに北へ向かった。
年に一度、大松明の明かりを目印に弥彦が妻の元を訪れる、というのが能登島側の祭礼由来である。
その伊夜が見えたので、伊夜姫ー月ー兎が連想され、店を訪ねた。
もう一つ、前日・三条別院での女性研修会で月と兎の話しにも少し触れたので
月と兎もできあがった単語として飛び込んできた。
ガット!というと
お店の方が、ツキウサギなのです。とちょっと気の毒そうにおっしゃる。
月の形をした兎ーすなわち、田畑を荒らさないように飛び跳ねることのない兎で、
伊夜比古神との神話によるお菓子なのだそうだ。
落雁である。
落雁のいわれ伝承についても別院で触れた。

刻みわけ聖人像

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昔来たとき、堂の中に親鸞聖人の像があったような気がしたので、お店の方に聞くと
そういえば、何かあった記憶がある、とのことで関係機関に問い合わせてくださった。
しばらくしてわかったのが宝光院にあるのではないかとのことだった。
前まで行ってみたが、案内板にも親鸞聖人関係は触れていない。
宝物館にあるかも知れないと思い、学芸さんに訪ねたがはっきりしなかった。

『越後の親鸞ー史跡と伝説の旅ー』大場厚順著、1994年、新潟日報事業社刊

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