句碑ー追加ー

昨年の12月15日(日)、珠洲市俳句文化協会40周年記念に、少し話しないかと誘われ、
中央公民館で「歌謡史と俳句」と題して、90分話させていただいた。
レジメ「歌謡史と俳句」
身近な話しもあった方がいいだろうと、奥能登の句碑についても話した。
『伝説とロマンの里』を作成した際、
現代の句碑23基を取り上げた。
中には全く字が見えず、句が書いてあったことさえ分からなくなっているものまで見つけ出し、
この分野のいわゆる長老にも尋ね、完璧を期したはずだった。


ところが、その時、見附島にも句碑があると教えて下さった方がおいでた。
何度も何度も、訪れている見附島付近に句碑がある?!
12月28日(土)、いつもとは違う目で、見附島海岸を歩いた。
あった!
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表「月に鳴く葭切もまた能登荒磯 静夫(印)」
裏「平成十二年九月吉日 珠洲ホトトギス会」
とだけ刻んである。
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観光バスが入っていて、多くの人々が砂浜を散策していた。
句碑には気づかないだろうな…。
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先の晩は大荒れで、
沖には大きな船舶が何艘も停泊していた。


静夫は辻口静夫。
大正15年10月20日能登に生る。病院役員。
昭和28年より句作。同じ中島町笠師の大森積翠につき教を受く。
俳誌「あらうみ」選者。(昭和58年同人)。