経蔵調査ー下曽根光源寺さんー

1日(金)
光源寺さんの経蔵仮調査に出向いた。
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入り口には、
回転式の書架である輪蔵を発明した傅(ふ)大子(499~569)と子の普建、普成像
及び普賢菩薩像が安置されている。


傅大士と子供像が目に飛び込んできたとき、
一緒に行っていた学芸員さんが思わず
かわいい!
と声を上げたが、
vサインの傅大士、
それに小児像の両手を上に上げ、人差し指を立てて微笑んでいる姿は
かわいい!と、いうべき像である。
その小児像には、
「小児笑ひ仏」の別名があるそうで
小林一茶『おらが春』に
「経堂
 虫の屁を指(ゆびさ)して笑ひ仏哉(かな)」
がある。「虫の屁」は屁ひり虫、すなわち、カメムシの類。


ぱーっと見ただけだが、
収蔵経本からは、能登の近世から近代にかけての学問動向がかなり知ることができるようだ。
真宗寺院の経蔵
田鶴浜宗貞寺経蔵に、石動山から移した大きな傅大士像があると思っていたが、
帰って確かめると、それは、閻魔像だった。


模糊たる記憶…。