「マナゴ」ーお盆の風習ー

28日能登空港で行われた「いしかわを知る講座」高山文雄先生の
能登の民話とその背景」を聞いてきた。
民話とは直接関係ないのだがと前置きされ、「マナゴ」という習俗について話された。
関係ないということであったが、民話の主人公はしばしば、異界・賽と深く関わっていると話されたその延長線上の例話で、
マナゴとは、直径2センチほどの綺麗な石(錦石)のことである。
お盆になると、そのマナゴを一升から二升ほど、墓に供えるのだそうだ。
先生は輪島市鳳至町の方で、隣に輪島市河井町の方が聞いておられ、「どこの話でしょうね、先生の縁が深い穴水町の海辺の話でしょうか」私も「初めて聞く話ですね…」などとささやいていたのだが、
師匠寺の住職も、「どうしてそういう風習があるのか分からない…」とおっしゃっておいでる、というそのお寺は鳳至町のお寺なので、そこの地域だけの風習なのだ。
マサゴは砂だが、マナゴは小石なのかも知れない。
子供のころ、泳ぎに行ったりした折など、マナゴを少しずつ持ち帰られたそうだ。
ちなみに、先生は大谷派寺院の門徒さんである。


墓前のマナゴの方は、近々見に行くこととして、
講義で触れられた、岩車(穴水町)龍燈の宮を見てきた。
途中に、カガシが…。
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マナゴ

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2013年(平成25年)9月13日撮影
輪島市鳳至墓地