日本海文化悠学会ー奥能登研修旅行

30日(火)、富山県にある「日本海文化悠学会」の学会員、10余名がお越しになった。


能登巡りの一つの参考になるので、会員が巡られたコースを紹介しておく。
29日8:30 富山駅北口出発→雨宮古墳群→仁岸川万葉歌碑→諸岡比古神社→時国家→重蔵神社
30日禄剛崎灯台須須神社・山伏山→珠洲焼資料館→西勝寺で講義

ともあれ、全員初めてお会いする方々であり、
何度か連絡をいただいている間にお話しする現実感が湧いてきた関係。
(後ほど、お手紙をいただいて分かった点。会長、元県立図書館長仙石氏、事務局県文化財保護審議委員五十嵐氏など)

日程表の各解説に、「あえのこと」なども書いてあるので、祭り行事資料(昨年3月刊、石川の歴史遺産セミナー「能登の祭り文化」石川県立歴史博物館から)をおみやげ用に4枚、
能登風土と文化レジメ3枚を用意し、本堂に机を並べ準備をし、
珠洲焼資料館には団体を解説してくれるスタッフはいるとのことだが、
急に行って、別の団体を案内しているかも知れず、思うとおりに行くかどうかは分からない。
念のため、資料館に向かった。310円払って館内を見渡すと、連絡を取り合っていた経沢さん(だろう)が待っておられた。


予定では午後1時資料館、1時半西勝寺で講義になっている。
急ぐので、すぐ皆のところへ行って、短い時間で終わるように案内したのだが、
夜になって、
研究会が私の分の入場料を払ってはいなかったか?
310円でよかったのだろうか…?
そんなことが気になりだした。


310円は、消費税3㌫時代に300円プラスで決めたもので、
5㌫になったとき、どうするかを審議したとき館長を勤めていた。


そのままの感覚でいたのだが
案内していて
次のようなことがあって、気になったのである。


経沢さんが代表だと思っていたら、会長さんは別の方で、研究会の性格をつかめないままにお話ししていると
次々に質問があり、日頃熱心に活動しておられる方々だということが分かった。

用途は?
壺・すり鉢・甕が三点セットで、近代まで生活の場で普通に使われていました。
2階に生活の場が復元されていますので、後ほど…。
片口もありますね?
そうですね。すり鉢に含まれます(後で事務局を見ると、富山の豊栄稲荷神社だったので、質問された方は神社の奥さんだったのかも知れない)。

 稲荷神社なら、「あえのこと」で田の神画像として知られている画は、東北の稲荷神社の画であることを話すればよかった、とこれも後で思った後の祭りだったのだが


で、最後に「生活の場」が復元されているコーナーには、大きな甕もありますよ…と、そのコーナーへ行ったところ
別の展示場に変わっていた。


え!え!…え?


数年の間に浦島になってしまう、現代…
ここでもか…だった。
それで入館料が気になったのである。


その後、本堂で能登
語ったのだが
ワイシャツまでビシャビシャ。

26日にも某新聞社の記者さんがおいでになり、3時間ほど雑談したこともあり、
このような文化交流をする機会があるのだから、
活動停止状態の「能登を知る会」事務局所在地に復活すればいいのかも知れない



機関誌発行、見学会企画などは、一人でできないので、解散したのだが、
歴史・民俗・文化など語り部コーナーを残しておくことは必要なのかも知れない。


資料・文献は揃っているのだから、
書斎の近くに、語り部コーナー兼事務局。


今の整理ペースだと、夢か。