板碑・五輪の風景、水主(し、河童)の墓ー志賀町・中能登町ー

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堀松、花岳山宗泉寺さん境内。
末吉・淵端家に伝わる「河童駒引き話」で、命乞いをしたミズシが、これからは人を助けるからと、練り薬の処方を血で書いて教えた。
その処方で多くの人々が助かり、また、家の繁盛をもたらしたということでミズシの墓を建ててやった。
左の宝篋印塔・五輪混成塔がその水主の墓だという(『能登志賀町の昔話・伝説集』昭和51年刊)。


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東馬場近く。
ここは邑智潟の東方の馬洗い場にあたるところだったという(西は西馬場)。
境界近くに中世墓地があり、寺院が建つ。
潟があった頃を、偲ばせる。