方道(法道)仙人と役小角(『伝説とロマンの里』7~9㌻)【中能登町】【珠洲市】【能登町】


1 方道(法道)仙人と役小角
 ーほうどうせんにんとえんのおずぬー
本文PDF版

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珠洲岬 遠くの岬は禄剛崎。左は獅子岩
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曽々木海岸にある行者修行の地・福穴
 次、泰澄大師
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経過

 昨年10月21日の石川県立飯田高等学校100周年記念式典に合わせ、
記念事業の一つとして、校史とは別に『伝説とロマンの里』を刊行した。
あとがきにも書いたように
「遠方にいる人には故郷を訪ねていただくよすがに、近くの人には、さらに郷土の良さを知っていただく…」
ことを目的とし、
いついかなる時に訪ねても、いつたたずんでも利用できる内容の本をめざした。


かつて刊行した『能登のくにー半島の風土と歴史ー』は、能登空港開港の日に発行したように、内容は交流に主眼を置き、
いついかなる時に訪れても、いつたたずんでも参考になる(はずの)『伝説とロマンの里』、
それに企画段階ではあったが、充分データーのある「年中行事・芸能」が揃えば、
能登の全体像のかなりの部分を知ることができるはずだった。


大きな半島・能登に関する本は少なく、
世界遺産にもなった能登の全体像を知る一助となる、伝説ロマンは、その核と位置づけ準備もしたし、
関係者に配布した後、すぐに一般販売する予定で作業も進めた。


「表紙、あとがきは変えますが、まもなく同じ内容の本が出ますので…」と、記念誌をお配りした2200人ほどの方々にも、注意をうながしておいたのだが、
編集者の、もっとよい本に(たとえば写真を白黒でなくカラーに)との提言をうけ、すぐに刊行する方針を延ばしたのが失敗だった。
一向に話が進まず、そのうち、ころころと話が変わってきて、(よみやすいくていい、とか、何とか手に入らないか…の声をあちこちで聞き、最初はまもなく店頭に並びますので、といっていたのだが)
予定通り、刊行後、すぐに出版に持って行っていればよかったと思っても、後の祭り。


いつまでも延ばすわけにもいかず、かといって、先の見えないことにいつまでも関わってもおれない。
執筆者をせかす編集者は聞いたことがあるが、違う案を提案しておいて進めようとしない編集者は聞いたことがない


こんなバカな話がまかり通るのか…とおもいつつも、
話そのものをなかったことにするしかなかった。


いろんな問い合わせがある度、『伝説とロマンの里』○ページに、そのことについては載っていますから見てください。
といえるはずが、それができないもどかしさ。


ただ、内容的に、『伝説とロマンの里』には、今までに知られていなかったことや、あらたな資料もかなり用いている。
埋もれさせておくわけにもいかないと思い、このブログにあらたなカテゴリー『伝説とロマンの里』を設け、
逐次、紹介していくことにした。


刊行本に入っている写真は白黒だが、ここではカラーにし、候補に挙げていた写真を【参考】として加えた。
ここでの文は、本になる前のものを用いた。それで、組み方は本とは違うが、内容(文)は同じである。