北陸の美術工芸作家選集「岩田崇」作品集、我が作品
岩田崇さんの画集が能登印刷から出版されたとの記事が新聞に載っていた。
岩田さんとは初任の羽咋工業高校で一緒だった。
美術を教えておられ、私も生徒と一緒に授業を受けたというか、作品制作を行ったことがある。
抹茶茶碗を作ったはずだが、20代でことで茶碗そのもののイメージがなく、粘土を乾燥している間にヒビが入り、ドンドン厚くしていった。
その結果出来たのが写真。
釉薬は先生がつけてくださったはずだ。
用途が見つからず、重さと安定感からしばらく灰皿にしていた。
ともあれ、この年になるまで、学校の宿題以外に作ったものといえばそれだけなので、岩田さんはとっくに忘れておいでるだろうが、私の記憶の中から、作品とともに岩田さんの名が消えることはなかった。
その岩田さんの作品集が出るというのだから、無条件に嬉しい。
数年前、美大の教授になっておられた岩田さんの個展が七尾美術館で開かれているのを知って、見に行ったことがある。
好きな絵ばかりだった。
そういう出来事はこのブログに載せているはずだから、いつのことだったかを知りたくて、
ブログ内の検索「岩田崇」で検索してみるが出てこない。
それで、その時の図録を探した。
つい近年だと思っていたのが、平成16年3月のことだった。
まだブログは始めていない。
図録「五つの部屋」
その中の作品「失われた仏の光背」
こんな招待券が挟まっていた。
「観了と雲山」は、今度出る『図説・能登の歴史』に取り上げられている。
この展覧会を見ていたなら、執筆者との会話も弾んだかも知れない…
なぜ招待券があるのかさえ記憶にないのだから、そんなわけはないか。