加賀三羽烏・お寺巡りと暁烏照夫氏の講演
加賀三羽烏と呼ばれているのは
暁烏敏(あけがらすはや)、藤原鉄乗、高光大船の三師。
次の3冊を携えて、松任駅前のビジネスホテルに入った。
『暁烏敏の世界 魂萌ゆ』
『小さきは小さきままに 藤原利枝』
『道ここに在り 高光大船の世界』
暁烏敏師ー明達寺(松任市・現白山市北安田町)臘扇堂前庭:22日午後7時少し前。
夢殿を模した臘扇堂には
写真で見る限り
暁烏敏師の師である「清澤満之座像」と一段低い位置での「暁烏敏座像」が
対話しているように安置されている。
「久遠実成阿弥陀仏 清沢先生としめしてぞ 真実信心すゝめしめ
定聚の数に入らしむる」「絶対他力の大道を 清めひらきて先生は 懐疑の闇になやみをる 闇のこゝろを照らされる」「暁烏敏 昭和二十九年八月」と記されている。
その他、境内には敏師の「十億の人に 十億の母あらむも わが母にまさる 母(はゝ)ありなむや」碑などがある。
22日夕刻と23日の、朝寄った。
『藤原正遠講話集』第一巻 法藏館
藤原鉄乗師ー淨秀寺(川北町壱ツ屋)。
「あや雲のながるゝごとく わがいのち 永遠のいのちの 中を ながるゝ 遠」の歌碑がある。「遠」は鉄乗師の次の代、正遠師。
次の著作集がある。
高光大船氏ー専称寺(金沢市北間町)。
近くに大日如来陽刻板碑があった。
午後から、金沢大学で暁烏照夫師の講演を聞いた。
演題は「念仏の力 命の言葉」(レジメ・pdf)
演題の「念仏の力 命の言葉」を「念仏の力は命の言葉」である。
ことを証明していく、論理の確かさ、、
語る言葉が徐々に力強さを持って迫ってくる論旨の明晰さに驚いた。
メモ書きはこのレジメの裏いっぱいに及んだが、
見たとおり何が書いてあるか分からない。
すぐ、家に帰って整理すればいいのだが、
帰途が誘惑する。
宝達山の麓を通りながら、
今日は山開きだ、
23日に山開きであることは
石動山の春祭り・蓮華会の24日と関係がありそうだ
と考えたり、
叔母はどうしてるだろう、と叔母のところへ寄り
流れるBG「青春ソング」、
時には、25日蓮如忌でのお話しをどうしようかなどと考える
その合間に格調高い講義を思い出そうとするのだから、
「仏法の御座敷にては、ありがたくもとうとくも存じ候うが、やがて、もとの心中になされ候う」(「蓮如上人御一代記聞書」89)になってしまう。
でも、
寝ても覚めても、
吐く息吸う息、
身3口4意3
義無きを義とす
などの根源に関わる話として
ー僅かな理解の一部ではあるがー
講義内容が問いかけてくる。