西のぼる氏ー画業生活30周年・懇親会、講演・安部龍太郎氏

昨日、輪島で歓喜光院殿(かんぎこういんでん)御崇敬があり、川岸不退師のお説教を聞いてくるつもりでいた。
寺役が入ってかなわなかったが、足元の珠洲では次の催しがあった。
港には文学の香りが漂っていたのである。
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夜、西氏画業30周年を記念して宴があった。
挨拶を聞いていると、5日は西君の誕生日でもあったそうだ。
主催:珠洲経済懇話会、珠洲市商工会議所。
メンバーのお顔は大抵存じ上げているが
あまり接点のない方々の会に、西と同級生というだけで紛れ込んだ。
商工会議所会頭:今井氏の挨拶
「西のぼる画業30周年記念文学の絵展」が開かれている石川近代文学館から理事香村氏のお祝いの言葉、
県会議員塚崎氏の乾杯の音頭。
どなたも話がうまい。
いつから日本人はこれほど巧みに話するようになったのだろう、と
いらざる事を考えてしまうほど、
爽やかな挨拶が続いた。
途中で、隣に座っておいでた飯田高校同窓会長樋下氏が「珠洲音頭」を歌った(敬語略)。
続いてその横に座っておいでた市観光交流課長で、珠洲チョンガリ保存会の会長(のはずの)池谷内氏が「珠洲チョンガリ」を歌った。
同級生として、歌えよ…とアルコールがささやき
マイクを握ってしまった。
梁塵秘抄』300「我らが修行に出しとき…」を
筑前今様の節で唄った。
この歌詞は今様なのに、やたらと字余りの箇所が多い。
なのに歌い出してしまった。
何とか曲と合わない部分を抜かし、歌い終えた。
そこでやめればよかったのに、
「同級生」「同級生」と叫びながら
主賓席に近づき、西氏を引っ張り出し、
経済界の関係できているのか、同級生できているのか不明の同級生二人を引っぱり出し、4人で肩を組みながら
「高校三年生」も歌った。
伴奏なしの飛び入り曲なので、4人が揃うまで口伴奏で間を持たせたのだが…


今も、間歇的にその時を思い出し
恥ずかしさが
湧き、あふれる。
昨日…と思うだけで
恥ずかしい。
ああ…恥ずかしい。
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「石川近代文学館」のパンフ。表紙・裏表紙含めて20頁。
ちょっとした図録に仕上がっている。

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お祝い会についた記念品。
手鏡。
写真では表情がうまくあらわせなかいが、すっきりした優しい表情である。
絵の回りには「画業三十周年記念」「純金箔手鏡」「西のぼる画」と書いてある。