6月11日、広岡満覚寺・説教大会

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お寺の境内はずれから門前町を写す。
下の赤土のところは、門前高校グラウンド。
ここで鍛えている。女子ソフトは全国クラス。
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臨時のおにぎり屋さん。
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毎年、6月11日は広岡満覚寺で説教大会が行われる。


去年は本堂も鐘楼も庫裏も地震ですべて傾き、それどころではなかった。

一昨年は、京都に用事があり、帰りに高梨一美さんの父君に会っていたので、お参りに行っていない。☞日本宗教民俗学会前後
そして、このブログを始めてから3度目の6月なので、
今までこの説教大会にはほとんど触れなかった。


それまでは、何度もおじゃましている。
関山和夫氏とも話したし、
小沢昭一氏にもあったし(見た、という方が正確)、
布教師部屋に入りこんだこともあった。
真野俊和氏とも来ているし、
日本に数名しかおいでにならない祭文語りの人とも出会った。
そして、仲間であるかのように昼食のカレーをいただいたりもした。


今年は、午後から第10組研修の会所をお引き受けしていたのと、
新聞情報では、午前中は若い修行中の僧が語るようだったので、
復興1年目ではあるが、行くのをやめようと思っていた。


ところが、お朝事を終え、若い人の話を聞くのも悪くないと思い立ったら、もう我慢ができない。
連れ合いと門前に向かった。


写真の通り。
内陣までいっぱい。
外陣は人があふれて外にウロウロしている人も。
私もあふれの口で、おにぎりを買う人たちをながめていた。


9時半頃にたどりついたのだが、
その時は、若い男の人が話しているようだった。
すぐに女性の声で、安楽・住蓮の節(ふし)説教が聞こえてきた。
本堂の外から耳を傾けると、めっぽううまい。


聞きながら外を眺めていると名古屋の羽塚孝和師を見つけた。
ヨーヨーといいつつ、
誰? 今、お話ししておいでるの…?と聞くと、
なんと祖父江省念師のお孫さん(祖父江佳乃さん)だという。


すごい人のお説教を聞くことが出来た。
外へは出てみるものだ。


次にお話しなさったのは、佐々木伸麿師。
次に、広陵兼純師というところで、午後の準備の時間がやってきたので
ない後ろ髪を曳かれつつ、帰途についた。


昨年から広陵師ブームの感がある。
飯田からでは、とてもじゃないが、
いい場所でお説教を聞く座をしめることは出来ない
ことが分かったけど、


でも、あのひどい状況から、
説教大会を復活させるまでになられ、
確かな聴聞の場がそこにある…
そのことが
うれしかった。


午後の勉強会。
論議沸騰で、
これはこれで別の味わい。


御講師(かほく市道安寺・伊藤師)と講義後にお話ししていたら、
かつて、ある行事の調査に赴いたお寺の方だった。
少なくとも一度はお会いしていたのだった。