町野の二体月ー大伴家持伝説ー

能登には二体月の名所がある。輪島市町野町東地内を流れる岩瀬川である。
大伴家持の歌碑ー船とむる岩瀬の渡り小夜更けて御薪(みかまき)山にいつる月影ーが建つ。
護岸工事が行われる前まで、仲秋の名月の折には二体月が綺麗だったといい、現在も名月の日には祭礼が行われている(聞き取り・未調査)。
岩瀬比古神社伝記には「後円融天皇永徳元年(1481)、従三位を授けられ、勅使下向の時、岩瀬川を船にて渡せられるに付き、今に岩瀬の渡りと相唱え申す由、村民伝聞す」とある。

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富山の岩瀬の渡りも著名だが、現地へは行った事がない。