石川を知る講座ー奥能登伝説の地を巡るー泰澄・義経・白比丘尼
一昨年、能登空港を会場に、石川県民大学校「いしかわを知る講座ー能登コース」において、5回に亘って講義した。
あの頃、講義が終わる時間に飛行機が到着するなどの劇的な要素を担当者と工夫したり、
講義期間途中で手術したので、
しみじみ口調効果も加わったのだろう…、
朝日新聞石川版で
「(前略)能登の風土や歴史、伝承を民俗学の視点で講義している。
毎回、定員(30人)も時間もオーバーするほどの人気だ。」
と、紹介された。
終わった時、講義だけでは…という意見が出、
翌年、大河ドラマもあって
「能登の義経伝説地を巡る」が企画された。
義経の伝承地は難所が多い。
マイクロバス、定員20名。
担当の方と作り上げたキャッチフレーズは、
「名解説で辿る義経の旅…」。
図々しい売り込みをしたせいか、結局35名の方々を引率することになった。
大型バス利用である。
それが、昨年の9月28日のことだった。
この時、一緒に企画を練った担当者は退職されておいでにならなかった。
そこで、このシリーズは、もうおくべきだと思ったのだが、
能登は広く、口能登しか回れなかったため、奥能登を回るが残った形になった。
それで、今年も同様の企画が立てられ、あれっと思っている間に、その日がやってきたのだ。
能登空港に行った。
でっかいバスがとまっている。参加者は45人。
一時期60人の希望者がいたという。
担当は、また代わっている。
こんなでかい、いいバスに乗ったことはない。
今後も乗るイメージが湧いてこない。
それで、バスの写真を2枚。
行程終わり近くの、逆さ杉で、参加者が誰からともなく手をつないで木の大きさを確かめようとなさった。
参加者は、元気、元気の旅だった。それを1枚。
私の方は、前の日の当寺役員会の後式で、
寒いのでセーターを着てビールを飲み、
この伝説の旅の案内を終えて家に帰ると、
のどがひどく痛く風邪だったことに気づいた。
3年越しの企画も終わった。
あとで分かったのだが、バス代と保険で1人2500円。
去年も2500円も出す講座?だったのだろうか?
確かめてみると、なんと去年も同じ募集要項になっている。
ぎゃー。
バス代とは関係ないが…
ちゃんとしたパンフを作ってお渡しするぐらいのサービスが出来ればよかった…。
10日の菊…。