『ボタ山のあるぼくの町』など

最近届いた本
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「仕事してる人、風呂に入っとる、路地で赤ちゃんあやしてる人、
それから遺体になって柩に入ってる人も、
全部自分の姿ですよ
ヤマで生まれ
ヤマで育ち
ヤマで働き
ヤマを撮り続けた
ヤマの写真家
イサオちゃんのヤマ」
海鳥社
すごい写真集だ。
「あとがき」に
「(前略)
1965年の夏、8年間の坑夫生活に見切りをつけ、カメラマンを志し上京。
本橋成一さんのお宅に二ヶ月間間居候し、
上野英信、岡村明彦両師匠の支援を受けヴェトナムへと旅立ち、
六ヶ月の滞在生活を終え帰国。
しかし私は帰国するや総括することなく、恩師を裏切り総てを放棄して逃亡した。
いわばケツワリ坑夫でした。
あれから40年の歳月がたち、この思いは重く深くのしかかって一生消えることはありません。
上野英信ご夫妻、岡村明彦恩師はすでに他界されました。
このたび本橋成一さん、上野朱さん、姜信子さん、塩谷利宗さん、皆さんのお力添えで立派な写真集ができました、と報告したいのですが、「何だおまえ、自己批判もなく今さら何言うか」と、お叱りが怖くて心が重いのです。この場を借りて改めて心より懺悔とご報告を申し上げます。
合掌」
更に文は続く。
ここに出てくる塩谷利宗氏よりこの写真集をいただいた。
私の京都での学生時代、
塩谷氏は大スターだった。