団子撒き、俳句と川柳

新聞記事によると、
この15日穴水町甲〈かぶと〉黒崎白山神社で、明治以来の団子撒きが行われたという。
いわれは、病が流行り、石の仏像を祀ったところ、治まり、それ以来団子撒きをするのだという。
14日に紅、黄、緑、白の団子を3升分用意し、
15日8時から大蓮寺(曹洞宗)住職による仏事があり、団子撒きが行われる。


①15日に流行病を抑えたというのは象徴的な話だと思うし、最も早い団子撒きではないだろうか。
もっと言えば、小正月と団子の例がどれくらいあり。
またどういういわれをもっているものなのか、を知ろうというきっかけになる話題。
 

②団子の色のいわれ。ここでは紅・黄・緑・白
いわゆる五色は黒・青・赤・白・黄。
三十六百千億の6色はそれに紫が加わる。
阿弥陀経に出てくる花の色(オンリーワン)青・黄・赤・白。


この2点で興味が惹かれる。ーのメモ。

「神社でも南無阿弥陀仏拝む母」

これはいつの記事だったか…?
すぐ書かないと、もう分からなくなってしまう。
白山市入道町の方が投稿された韻文で佳作にえらばれたもの。
「神社でも南無阿弥陀仏拝む母」


これは「柳壇」というコーナーで選ばれている。
川柳なのだ。


弥陀の11本願。あなた=阿弥陀様。
などから、神々も阿弥陀仏の眷属で何ら不思議なことではない。
家と部屋のような関係だ。


能登島に流された寺島蔵人の日記にも、そのようなことが出ているし、
そういう伝統を守っている、
あるいは、お説教を聞いて念仏が自然体になっている。
その母が、今年も初もうでに、静かに念仏を口にしている、
と捉えてみると、俳句になるのではないか?

 
初詣は、隠れ季語、新傾向なら季語もなくていいわけだし…。


そして、
学校教育では、俳句は教えても川柳は教えない。
歌謡(万葉~梁塵秘抄)は教えても、
民謡は教えない。


フシギダナー。