夏ー春日中学校跡散策

今年は百日紅の花開くのが早い。7月26日。これが5日後8月1日―すねわち今朝だけど猛暑によってこれだけ多く・深い赤になっている。

私たちが学んだ春日中学校(緑丘中学校と統合し廃校)の運動場一帯に飯田小学校がある。校門近くまで行ったことはなかった。

この彫刻の名は「敬愛」。野畠耕之介作。昭和49年(1974)3月制作の像で、1973年10月飯田小学校創立百周年記念と題名は合わないが、百周年記念に依頼し、作品が出来たのが翌年だったのだろう。

 

地震の後始末と、古い本の整理を続けていて、1冊ごとにパラパラと捲っているのだが、春日中学校時代に使っていた音楽の副教材に校歌がみつかった。卒業アルバムも無く、名簿も存在せず、中学生時代は、記憶にしか残っていないのだけど、校歌が記録されいていたとはー小さな奇跡だ。

応援歌「友よ立て」(♪春日春日春日…友よ立て)はよく歌ったので覚えていて、旗の振り方まで記憶しているが、校歌はふーんという感じだ。

覚えにくそうな、中学生に取っては難しいのではないかと思える曲だし、作詞が川口久雄であることにも驚いた。

はじめて名を知った「野畠耕之介」、漢文学者で著名な川口久雄。氏は平時忠の歌碑の指導もいておいでる。

身近なところに文化があふれている、と感じたミニ散歩の朝だった。

『日本列島の原風景1 山岳まんだらの世界』