うちんとこ(の雪)、こんなねん…(おらっちゃのとこ(の雪)、こんなげ…)。。1月10日(日)
今朝は、昨日の反省に立ち、朝4時から雪よけに出る。一通り私が開け、連れ合いがつなぐ。
昨日は、4時50分に出た。
雪明かりだけー、電灯を用意し玄関灯をつけ、一メートル幅ほどの径を作る。
雪がズンズンと降るときは、空中が淡い橙色に見えるが、昨日の朝は、途中で星が一面に、三日月も見えたりしていたので、いわゆる寒波が通り過ぎるのかと思っていた。
が、次々と吹雪、しんしんが押し寄せ続いた。
当寺の庭(大庭と呼んでいる)周りに建物があるため、どうも吹きだまりになるようで雪が多い。
前は海を隔てて立山(北アルプス)、後ろは城山・宝立山。このあたりの冬風は北風ではなく北西風。
そのような位置にあるため、新潟(高田)あたりが大雪になると、私たちのところも大雪になる。
その場合、能登雪といい、加賀雪になることもあるのだが、今回はその区別を越えた広い範囲で雪が降っている。閑話休題(さて)
道路との間、約20メートールを開けないとちょっとした孤立状態になるので、通れるようにしなければならない。
まず新聞配達の方のために、と電灯を持ち、準備万端ー小式台前というか玄関前を一掻き二掻きしたところに、膝上からモモにかけて(という体だったが)ラッセルをかきながら、いつもは5時台にとどけられるH新聞配達の方が、新聞を運んでこられた。
いやぁーとか、ご苦労さんです、とかなんだか、思わぬ時間に思わぬ人に会った感もろだしで交歓し、作業を進める。
数十分してほぼ道路につながった頃、いつもは4時台に届くT新聞さんが、もう一カ所からラッセル漕ぎに入ろうとしたので、こっち-開いてますよーと声かける。
昨日の朝がそういう具合だったで、気合いをいれて、今朝は50分も早く出たのに、いつもは4時台に届くはずの新聞が、もう配られていた。
まぁーラッセルとまではいかないものの、かき分けかき分けお届けになったようだ。
なんと、
二日間やったら、ママさんダンプの使い方がわかってきた。
今まで、「ママさん」なんか使えるか、おれは(オヤジ)スコップだーを通してきたが、昨年秋に、笹を抜いていて腕の肘を痛めた。その痛みが取れず、長い時間スコップを振り回すことができない。
で、ママさん頼み。じっくり使ってみたのだ。
昨日聞いた捨て場を作るーも、暗いし誰も見ていないので、安心して何度もコケながら(これは運動不足で足が弱っている)ミニ捨て場作りにも挑戦することができた。
ものごころ付いた頃から、雪とたわむれ続けてきた雪国育ち。
どうしても気分が高まる。
「白い想い出」
♪雪が降ってきた ほんの少しだけれど 積もりそうな雪だった…
「比叡おろし」
♪風は山から降りてくる レタスのかごをかかえて 唇はくびれていちご 遠い夜の街を越えて来たそうな うちは比叡おろしですねん あんさんの胸を雪にしてしまいますえ (松岡正剛 作詞・作曲 歌 小林啓子、小室等など)
「寒い朝」
♪北風吹き抜く 寒い朝も こころ一つで暖かくなる…
(佐伯孝夫作詞 吉田正作曲 歌 吉永小百合・和田弘とマヒナ・スターズ)
「ユキコの灯」
♪ 白銀けむる アルプスの 小屋にやさしい 娘ひとり その名はユキコ ともす灯に 夢もゆれるよ 夜空遠く
(横井弘作詞 岩代浩一作曲 歌 中曽根美樹・ポニージャックス)
合唱組曲「山に祈る」…「山小屋の夜」-満天の夜ーのところ
※新たに作詞・作曲清水脩について記す。
降る雪の変化によって、胸にながれる歌も様々に変化する
そうなってくると もはや
至福の時だ。
今、10時半。
テレビの大雪情報テロップは、「現在珠洲82㎝」でながれている。