うちんとこ(の雪)、こんなねん…(おらっちゃのとこ(の雪)、こんなげ…)。。1月10日(日)

f:id:umiyamabusi:20210110094335j:plain

10日朝4時20分。すでに新聞配達員さんの足跡あり。木は泰山木-昨秋剪定してあった。

f:id:umiyamabusi:20210110094720j:plain

8時半。除雪車作業中。

f:id:umiyamabusi:20210110094827j:plain

8時40分。今朝は4時から、昨日は4時50分から。何度か開いた通り道。

f:id:umiyamabusi:20210110095034j:plain

9時半。時には晴れ間が。予報では9時過ぎに一旦緩むとのことだが…。大雪警報は変わらず。

今朝は、昨日の反省に立ち、朝4時から雪よけに出る。一通り私が開け、連れ合いがつなぐ。

昨日は、4時50分に出た。

雪明かりだけー、電灯を用意し玄関灯をつけ、一メートル幅ほどの径を作る。

雪がズンズンと降るときは、空中が淡い橙色に見えるが、昨日の朝は、途中で星が一面に、三日月も見えたりしていたので、いわゆる寒波が通り過ぎるのかと思っていた。

が、次々と吹雪、しんしんが押し寄せ続いた。

 

当寺の庭(大庭と呼んでいる)周りに建物があるため、どうも吹きだまりになるようで雪が多い。

前は海を隔てて立山北アルプス)、後ろは城山・宝立山。このあたりの冬風は北風ではなく北西風。

そのような位置にあるため、新潟(高田)あたりが大雪になると、私たちのところも大雪になる。

その場合、能登雪といい、加賀雪になることもあるのだが、今回はその区別を越えた広い範囲で雪が降っている。閑話休題(さて)

 

道路との間、約20メートールを開けないとちょっとした孤立状態になるので、通れるようにしなければならない。

まず新聞配達の方のために、と電灯を持ち、準備万端ー小式台前というか玄関前を一掻き二掻きしたところに、膝上からモモにかけて(という体だったが)ラッセルをかきながら、いつもは5時台にとどけられるH新聞配達の方が、新聞を運んでこられた。

いやぁーとか、ご苦労さんです、とかなんだか、思わぬ時間に思わぬ人に会った感もろだしで交歓し、作業を進める。

数十分してほぼ道路につながった頃、いつもは4時台に届くT新聞さんが、もう一カ所からラッセル漕ぎに入ろうとしたので、こっち-開いてますよーと声かける。

 

昨日の朝がそういう具合だったで、気合いをいれて、今朝は50分も早く出たのに、いつもは4時台に届くはずの新聞が、もう配られていた。

まぁーラッセルとまではいかないものの、かき分けかき分けお届けになったようだ。

なんと、

二日間やったら、ママさんダンプの使い方がわかってきた。

今まで、「ママさん」なんか使えるか、おれは(オヤジ)スコップだーを通してきたが、昨年秋に、笹を抜いていて腕の肘を痛めた。その痛みが取れず、長い時間スコップを振り回すことができない。

で、ママさん頼み。じっくり使ってみたのだ。

昨日聞いた捨て場を作るーも、暗いし誰も見ていないので、安心して何度もコケながら(これは運動不足で足が弱っている)ミニ捨て場作りにも挑戦することができた。

 

ものごころ付いた頃から、雪とたわむれ続けてきた雪国育ち。

どうしても気分が高まる。

「白い想い出」

♪雪が降ってきた ほんの少しだけれど 積もりそうな雪だった…

山崎唯作詞・作曲 歌 ダークダックス、鮫島有美子など

「比叡おろし」

♪風は山から降りてくる レタスのかごをかかえて 唇はくびれていちご 遠い夜の街を越えて来たそうな うちは比叡おろしですねん あんさんの胸を雪にしてしまいますえ (松岡正剛 作詞・作曲 歌 小林啓子、小室等など)

寒い朝

♪北風吹き抜く 寒い朝も こころ一つで暖かくなる…

(佐伯孝夫作詞 吉田正作曲 歌 吉永小百合・和田弘とマヒナ・スターズ)

「ユキコの灯」

♪ 白銀けむる アルプスの 小屋にやさしい 娘ひとり その名はユキコ ともす灯に 夢もゆれるよ 夜空遠く

(横井弘作詞 岩代浩一作曲 歌 中曽根美樹・ポニージャックス)

合唱組曲「山に祈る」…「山小屋の夜」-満天の夜ーのところ

 ※新たに作詞・作曲清水脩について記す。

降る雪の変化によって、胸にながれる歌も様々に変化する

そうなってくると もはや

至福の時だ。

 

今、10時半。

テレビの大雪情報テロップは、「現在珠洲82㎝」でながれている。