2020-11-12 金沢別院 大谷婦人会金沢支部・報恩講。別院シンボルのイチョウと谷内正遠氏。『無碍の一道』 とも同行の真宗文化 11月10日(火)。昨年続き、大谷婦人会金沢支部報恩講でお話しさせていただいた。部屋に何種類かのカレンダーを飾っており、その中でも目立つほのぼのカレンダーの今月の絵が金沢別院(版画・谷内正遠氏)の秋でもあり、いつも眺めてはその日のくるのを楽しみにしていた。 実際、会長さんはじめとする関係者、聞法三昧の方々と信心歓喜に近いひとときをいただき、余韻にひたりつつ、今、また部屋でカレンダーを眺め報謝の秋に身を置いている。 2020ほのぼのカレンダー11月。別院山門、シンボルの大銀杏。絵・文字谷内正遠氏。別院事務室に原版画が飾ってあった。 来年度 2021年令和3年石仏カレンダー※上半分。正遠氏より 『無碍の一道』平成28年探求社刊。正順師は明治19年~昭和43年。九歳の時眼病に罹り不自由な中で現七尾高校卒業。東大を主席で卒業。松本高校、大谷大、京都大、大阪商大などで教鞭を執り、大谷派教学研究所長、中央修練道場長なども歴任。正遠氏の祖父に当たる。この著は正遠氏のさし絵・木版画のほか貴重な写真が入った、硬い学に柔らかさが混じった一書になっている。(同じく正遠氏より) ※参考 尾山御坊・別院のシンボルが銀杏と言うことで、ブックレットを出版(1998年12月)するにあたって、「おやまブックレット」と題し、聞いたことのあるような無いような言葉だったがロゴを付けようという話になった。そのロゴが銀杏の葉と組み合わせた斬新なものになった。別院と銀杏は、わたしにとって人一倍親しい世界なのだ。カレンダーにはどこの光景かは記されていないし、横安江町商店街が門の外にある光景として金沢別院門と銀杏を見ている方もおいでになるのだろう。 おやまブックレット1が出てから、もう22年。この間に6冊ぐらい出版されたはずだ。『蓮如上人と伝承』のみが絶版。挿入写真の中には新幹線によって光景が変わってしまった伝承地写真もある。著者として、このままにしておくのは惜しい。350円と値段も手頃だし、第3刷を考えなければならないのかも知れない。