木町(東山1丁目)藤嶋山圓長寺さん―6月26日(水)朝

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このような記事が。2019年7月3日(水)北國新聞朝刊・金沢版


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真宗大谷派 東山1丁目 藤島山圓長寺

金沢へ来る観光客が最も多く訪れる東山にこのお寺がある。昔は「木町」と言ったところである。

庫裡後ろの通りが、浴衣のなどを着てそぞろ歩きしている写真に用いられる「東の廓」で、日中は混んでいて車では来にくい。

 

学生時代以降だと思うのだが、金沢へ来るとこのお寺の庫裡・座敷で休んだ。時には泊まることもあり、朝から三味線や、それに合わせて羽歌を練習する声がしていたものだった。

分野は違うが、眼にみえない努力をそれとなく感じていた空間があった。

 

今回は、朝7時前に訪ねた。

さすがに静かで、店が開いていない時間帯なら気兼ね無しに寄れることを知ったが、朝早く目が覚める年ごろになったから気づいたのだ。

 

案内板の文

 

心の道
  圓長寺
  藤嶋山と号し、真宗大谷派に属する。

 開山は、越前国藤島村(福井県福井市)超願寺の僧・
道清によるもので、天正十四年(一五八六)、大鋸屋
町に創建したことが当寺の起こり。その後、慶長元年(一五九六)、当地において建立した。
由来によれば、加賀藩三代藩主・前田利常が卯辰山周辺に鷹狩りを行った際、たびたび小休止所としてこの寺を利用したと伝えている。その縁により没後、利常の位牌を守り、現在も安置されている。そのため剣梅鉢の袈裟使用などが許されている。
 六角造りの一切経蔵は、慶応元年(一八六五)閏五月御輪堂として建立され、現在も一切経が大切に保管されている。